高等学校共通教科情報科の大学入学共通テストでの実施に関する意見

2020年3月26日
一般社団法人 情報処理学会
会 長  江村克己

以下のとおり,2020年3月26日付で意見書を提出しましたのでご報告いたします.
(協力:情報処理教育委員会)

2020年3月26日
文部科学大臣
萩生田 光一 殿
一般社団法人情報処理学会
会 長  江村克己
 
高等学校共通教科情報科の大学入学共通テストでの実施に関する意見

 一般社団法人情報処理学会は、情報Iおよび情報IIに関する入学試験を大学入学共通テストの重要な一部として実施することが、これからの我が国社会にとってたいへん重要であると考えます。本会は、その実現に対してできる限りの支援をいたします。

 AIあるいは数理・データサイエンスを含む情報分野の素養は「情報社会に生きる市民」が共通して身につけておくべきものであり、共通教科情報科はそれらの基礎を学ぶ教科と言えます。すべての大学学部学科において、それぞれの学習および研究はその基礎の上に展開されるものであるため、共通教科情報科の内容を個々の受験生が十分理解し身につけているかを大学入試で問うことは必要不可欠です。
大学入試センター試験に代えて始まる大学入学共通テストは、新しい学習指導要領で学んだ高校生が受験するものへと2025年度から変わります。この機に、すべての受験生が共通教科情報科の試験を受験できるように、大学入学共通テストでは他の教科と独立した時間枠で実施するべきです。

 本会はこれまで、情報処理教育委員会の中に情報入試委員会を設け、共通教科情報科の入試としてのあるべき姿を、問題を試作し、また高校生等に対して試行することで示してきました。特に2016年度からの3年間は、文部科学省の大学入学者選抜改革推進委託事業(情報分野)の連携機関として、思考力・判断力・表現力等を的確に測る試験問題やその実施方法の研究および実証実験を行なってきました。この基盤に立って、情報処理学会としてもその実現に対してできる支援を引き続き行っていくことを表明します。
以 上
 

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