JIPの隔月刊化ならびに情報処理学会論文誌トランザクションとの連携について


情報処理学会トランザクション編集会議 議長 乾健太郎
JIP Editor in Chief 岡部寿男


情報処理学会では、英文論文誌を論文誌ジャーナルから独立させ、Journal of Information Processing (JIP)として2008年より現在の形で発行しています。論文誌ジャーナル編集委員会とJIPのEditorial Committeeは現在のところ一体的に編集を行っており、JIPに採録された論文は論文誌ジャーナルにもpreprintとして掲載される形での連携を行っています。
JIPの課題としてインパクトファクター(IF)の取得があります。IFの取得のためには質の高い論文が安定的に掲載されることが必要です。そのため、オープンアクセス化や、掲載料の無料キャンペーン、会員外からの投稿の受け入れなどの施策を実施してきました。この流れを加速するため、2015年発行分よりJIPを隔月の奇数月刊行とし、合わせて従前論文誌ジャーナルと行ってきた連携を、論文誌トランザクションにも段階的に拡大する改革を行います。
具体的には、和英混載の論文誌トランザクションについて、英文論文はJIPに正本を掲載するようにします。論文誌トランザクションにも同内容のものが従前通り掲載されますがpreprintの扱いとなります。この連携への移行は各トランザクションごと、かつ年単位(JIPのvolume単位)で行うものとします。すでにいくつかのトランザクションが2015年からの移行に向けて準備を進めています。英文論文についてはJIP上では当該トランザクションに対応するSpecial Sectionとして掲載される扱いとし、採否の決定を含むトランザクションの編集は、基本的にこれまでと同様にトランザクションの編集委員会の責任で行えるよう委任がなされます。投稿受付の窓口もこれまで同様としますので、トランザクションへ英文論文を投稿される著者のみなさまに特段ご対応いただくことはございません。ただし、JIPとして掲載される場合には掲載料無料キャンペーン(2015年7月までに投稿された論文の掲載料が無料となる措置)の適用があるなどの相違があります。詳しくは各トランザクションからのご案内をご参照ください。
一方、英文のみの論文誌トランザクション(TBIO、TSLDM、CVA)については、JIPとの連携とは行わず、各トランザクションでのIFの取得に向けて検討を進めることとしています。
皆様のご投稿をお待ちしております。

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