論文誌「ネットワークサービスと分散処理」特集 論文募集

論文誌「ネットワークサービスと分散処理」特集 論文募集

2017年1月13日
2017年4月24日更新
論文誌ジャーナル編集委員会

 情報処理学会論文誌では、『ネットワークサービスと分散処理』をテーマに特集号を企画しております。インターネットは高度情報基盤として社会に浸透し、既に人々の生活の中で必要不可欠なものとなっています。しかしながら、インターネットは「基盤」として恒常的な存在とはならず、常に変化を続けています。例えばインターネットを構成する端末は、ワークステーションやPCから、スマートフォンやタブレット、IoTに用いるセンサ端末というように種類や量の拡大が続いており、それらの端末を接続するネットワーク技術についても第5世代移動通信システムやSDN(Software Defined Network) /NFV(Network Function Virtualization) といった高機能・高性能ネットワークに加えて、サブギガのセンサ向けネットワークなど広がりを見せています。また、ネットワークサービスも、従来のメールやWeb等の「1対1」「1対多」の通信から、ソーシャルネットワークやビックデータといった「場」や「知」の提供まで多様化しています。普及と発展を続けるインターネットを支え続けるためには、コンピュータやネットワーク技術の高度化に加え、領域横断的なテーマ、萌芽的なテーマについても幅広く議論することが必要となります。具体的には、センサなどを用いたスマートな生活環境を支える新たなネットワークサービスや個人の嗜好や状況に応じて最適なコンテンツを提示・配信するコンテンツサービス、それらのサービスを実現するために必要な情報を収集するスマートフォンやセンサ端末そのもの、他にも、大規模な知識情報を共有するためのコラボレーション環境、プライバシやセキュリティといった観点を含めたネットワークと社会の相互関係、必要となる通信を安定した品質で提供するための次世代の移動通信システムに関する技術やネットワークのオペレーション技術などの様々な観点からネットワークやコンピューティングの課題を明確にするとともに、物理層からアプリケーション層にいたる様々な技術的・社会的な課題と解決法を議論することが必要となります。
本特集では、こうした将来のネットワークを実現するネットワーク基盤技術、サービス技術、アプリケーション技術、新世代のマルチメディア処理や分散処理に関する論文を募集します。奮ってご投稿くださいますようご案内いたします。なお今回の論文誌ジャーナル編集は「ゲストエディタ制度」によって行います。

対象分野:ネットワークサービス基盤、クラウドコンピューティング、オーバレイネットワーク、P2P、SDN、NFV、セキュリティアーキテクチャ、センサネットワーク、遅延耐性ネットワーク、ネットワーク構造解析、Web・Blog通信の解析、ネットワーク計測、Webサービス、ユビキタスネットワーク、ネットワークアーキテクチャ/プロトコル、移動通信アーキテクチャ、経路制御、分散コンピューティング/アルゴリズム/オブジェクト/エージェント/データベース、シームレスコミュニケーション、シームレスコンピューティング、マルチメディア、分散処理に関連した領域全般、高速広帯域通信/品質制御/セキュリティ、アクセス/モバイル/アドホックネットワーク、情報システム、情報検索、データマイニング、マルチメディア通信/処理/システム/アプリケーション、オンラインゲーム、グリッドコンピューティング、クラスタ、固定・移動端末連携、通信・放送融合、3次元仮想空間、ソーシャルコンピューティング等

投稿要領

(1)論文の執筆要領
「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内によります。
論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし手続きを進めてください。

https://mc.manuscriptcentral.com/ipsj

なお、ご投稿いただく際は初回のみアカウント作成が必要となります。
アカウント作成は、投稿窓口のURLから行えます。
詳細は投稿窓口URLの上部にある「投稿規定・各種書類」内のマニュアルをご参照ください。

論文募集の英語版はJIP (Journal of Information Processing) のページよりご覧ください。

(2)査読手続き
通常の論文誌投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(2ヶ月)より短縮されますので、投稿に際し、あらかじめご了承ください。

(3)投稿締切  2017年4月28日(金) 5月9日(火)*締切延長しました

(4)特集号予定  2018年2月号

(5) 掲載料に関する補足
情報処理学会では、2015年8月1日から2017年7月31日までに投稿された英文論文の掲載料を30%割引きするキャンペーンを行っています。

(6)特集号編集委員
編集委員長:寺西裕一(情報通信研究機構)
幹   事:野呂正明(富士通研究所)
委   員:重野 寛(慶應義塾大学)、木原民雄(昭和女子大学)、乃村能成(岡山大学)、斉藤裕樹(明治大学)、鈴木理基(KDDI総合研究所)、重安哲也(県立広島大学)、島岡政基(セコム)、川上朋也(奈良先端科学技術大学院大学)、真部雄介(千葉工業大学)、三部靖夫(NTTデータ先端技術)、太田 賢(NTTドコモ)、大西健夫(日本電気)、小田切和也(椙山女学園大学)、梶並知記(岡山理科大学)、勝間 亮(大阪府立大学)、加藤由花(東京女子大学)、金子 雄(東芝)、金本英樹(パナソニック)、木谷友哉(静岡大学)、後藤充裕(日本電信電話)、佐藤永欣(岩手県立大学)、佐藤文明(東邦大学)、菅沼拓夫(東北大学)、塚本良太(三菱電機)、鶴岡行雄(日本電信電話)、東村邦彦(日立製作所)、西尾理志(京都大学)、藤本章宏(和歌山大学)、山口弘純(大阪大学)、黒瀬 浩(金沢工業大学)、井ノ口真樹(日本電気)、中嶋卓雄(東海大学)、滝沢泰久(関西大学)、金井 敦(法政大学)、後藤佑介(岡山大学)、初鳥陽一(日本IBM)、柳澤秀明(徳山工業高等専門学校)、杉木章義(北海道大学)、林原尚浩(京都産業大学)、小田哲也(福岡工業大学)、柴田直樹(奈良先端科学技術大学院大学)、小島俊輔(熊本高等専門学校)、中島一彰(NEC)、桧垣博章(東京電機大学)、山際 基(山梨大学)、横山和俊(高知工科大学)、吉廣卓哉(和歌山大学)、藤田 茂(千葉工業大学)、串田髙幸(日本IBM)、菊池浩明(明治大学)、柴田義孝(岩手県立大学)、寺島美昭(創価大学)、井上亮文(東京工科大学)、山本眞也(山口東京理科大学)、田中俊介(NTTデータ)

以上