スポンサー

ご賛同頂ける企業・団体様の申込を受付中です

独立行政法人情報処理推進機構

株式会社日立製作所

日本電気株式会社

株式会社シーエーシー

富士フイルム株式会社

富士通株式会社

お問い合わせ

情報処理学会 事業部門
Tel.03-3518-8373

情報処理学会ではITプロフェッショナル(実務家)のためのシンポジウムとして、2004年度から毎年度「ソフトウエアジャパン」を開催し、多数の企業・大学等からのご支援を頂いております。
IT関連業界において現場で活躍されている産業界の方々を中心に、学界・官公庁関係の方々、次世代を担う若手の技術者・研究者の方々等、多くの方々がともに問題意識を共有し議論、交流を深められる場として、またIT産業の今後を皆様と考える機会といたしまして、今年度も「ソフトウエアジャパン2014」を開催いたします。

ソフトウエアジャパンアワード

ソフトウエアジャパンでは、日本発の世界に誇るジャパンソフトウェアの研究者、開発者、技術者を表彰しております。

過去の受賞者

メインセッション [会場: 5F 大ホール]

講演者のご厚意により講演資料がダウンロードできます。
各講演タイトル横のアイコンからダウンロードしてください。
※禁無断転載。各資料の著作権は講演者に帰属します。

メインセションプログラム
Opening
   13:00-13:05 後藤厚宏(情報処理学会 ソフトウエアジャパンプログラム委員会 委員長
                                    / 情報セ キュリティ大学院大学 教授)

第1セッション[キーノートセッション]

   13:05-13:50 基調講演 「マーケットの破壊的変化とビッグデータ」
                                    日高信彦(ガートナー ジャパン株式会社 代表取締役社長)

   13:55-14:40 招待講演-1 「ビッグデータはクルマの自動運転実現にも大きく寄与する」
                                       野辺継男(インテル株式会社 オートモーティブ・ソリューション・グループ
                                                     チーフ・アドバンストサービス・アーキテクト
                                                    / ダイレクタ)

   14:45-15:30 招待講演-2 「サイバー社会の安全・安心を加速するセキュリティ技術」
                                       大西克美(日本アイ・ビー・エム株式会社 グローバル・テクノロジー・
                                                      サービス事業 技術理事(Distinguished Engineer))

   15:35-16:20 招待講演-3 「参議院選挙から投票システムまで、ネットで変わる政治とコミュニティ」
                                       市ノ澤充 (株式会社パイプドビッツ オープンデータ推進事業部
                                                     事業部長 / 政治山運営部 部長)

第2セッション[パネルセッション]

   16:30-17:40 パネル討論 「日本のビッグデータの今」
                       司       会:後藤厚宏(情報セキュリティ大学院大学 教授)
                       パネリスト:日高信彦(ガートナー ジャパン株式会社 代表取締役社長)
                                       野辺継男(インテル株式会社 オートモーティブ・ソリューション・
                                                      グループ チーフ・アドバンストサービス・アーキテクト
                                                     / ダイレクタ) 
                                        大西克美(日本アイ・ビー・エム株式会社
                                                       グローバル・テクノロジー・サービス事業
                                                       技術理事(Distinguished Engineer))
                                        市ノ澤充 (株式会社パイプドビッツ オープンデータ推進事業部
                                                       事業部長 / 政治山運営部 部長)
                                        湯淺墾道(情報セキュリティ大学院大学 学長補佐 /
                                                       情報セキュリティ研究科 教授) 

第3セッション[ソフトウエアジャパンアワードセレモニー]

   17:50-17:55 ソフトウエアジャパンアワード 表彰式

   17:55-18:10 受賞スピーチ-1 「λの力」
                      住井英二郎(東北大学 大学院情報科学研究科 准教授)

   18:10-18:25 受賞スピーチ-2 「ハッキングについて」
                      登 大遊(ソフトイーサ株式会社 代表取締役) 

Closing
   18:25-18:30 浦本直彦(情報処理学会 技術応用担当理事
                 /日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 サービス・コンピューティング 部長)

総合司会:赤津 雅晴(情報処理学会 技術応用担当理事 / 株式会社日立製作所 横浜研究所 情報サービス研究センタ センタ長)
【略歴】1987年(株)日立製作所入社。数理工学、企業情報システムの管理・評価手法、社会インフラシステムのモデリング、サービス・イノベーション方法論などの研究・開発に従事。システム開発研究所部長などを経て、2010年より現職。2011年より北陸先端科学技術大学院大学客員教授。電気学会フェロー、情報処理学会、サービス学会、経営情報学会各会員。博士(工学)。
 
13:00-13:05 Opening
後藤 厚宏(情報処理学会 ソフトウエアジャパンプログラム委員会 委員長 / 情報セキュリティ大学院大学 教授)
【略歴】東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了(工博)。NTT研究所にて並列・分散処理アーキテクチャ、インターネットセキュリティ技術、高信頼クラウドコンピューティグ技術、ID管理技術の研究開発等に従事。2007年よりNTT情報流通プラットフォーム研究所長、2010年よりNTTサイバースペース研究所長。情報処理学会フェロー。現在、IEEE Computer Society Board of Governor、グローバルクラウド基盤連携技術フォーラム(GICTF)副会長。2011年7月より情報セキュリティ大学院大学 教授。
 
13:05-16:20 第1セッション
[キーノートセッション]
 
13:05-13:50 基調講演
日高 信彦(ガートナー ジャパン株式会社 代表取締役社長)
マーケットの破壊的変化とビッグデータ
【講演概要】これまでICTは主として企業内で大規模に使われ、発展してきた。ムーアの法則により使い勝手のいい機器が安価に提供されるようになり、それらがつながる通信環境も速く、安く、いつでもどこでも接続可能になってきた。これが個人への爆発的な機器の普及に繋がり、ICTは社会で一般的に使われるものとして定着するようになった。この変化がモバイル、SNS、クラウドサービスを生み出し、そこで作られるインフォーメーションが級数的に増加している。人と人、人と企業がダイレクトに繋がり、これまで以上に複雑な系が形成されると、マーケットの変化も早まり、ビジネスモデルのイノベーションが起きる。このような環境ではより深くお客様を知り、マーケットの変化を知り、自社の状況を知ることが企業の競争力を大きく左右する。当講演では、このようなマーケットの変化を見ながらそこにおけるビッグデータの現状と将来を概観する。
【略歴】1976年東京外語大外国語部卒業後、日本アイ・ビー・エム入社。27年にわたり同社の顧客システム開発、大和研究所や米国研究所での製品開発、ビジネス・ソリューション事業で数多くの業績を残す。1996年、アプリケーション・システム開発部長。1999年、CRM社内ベンチャー・コアポイントのアジア・パシフィック担当ジェネラルマネジャー。2001年、アジア・パシフィックCRM/BIソリューション統括。2002年、eビジネス・ソリューションズ CRMソリューションズ参与。2003年4月、ガートナー ジャパン株式会社代表取締役社長に就任。テクノロジのトレンド、マーケットのトレンド、他のユーザーがどのようにITを使いこなしているのかという3つの情報を正確に、満遍なく収集し、同時に、ガートナーに蓄積されたグローバルな情報をベースに、迅速かつ的確なアドバイスで日本企業の経営戦略策定をサポートしていくことを掲げている。
先頭に戻る
13:55-14:40 招待講演[1] 
野辺 継男(インテル株式会社 オートモーティブ・ソリューション・グループ チーフ・アドバンストサービス・アーキテクト / ダイレクタ)
ビッグデータはクルマの自動運転実現にも大きく寄与する 資料ダウンロード

【講演概要】クルマの内部には数多センサーデータが走っており、ドライバーが持ち込むスマホや車載通信機器等を介しクラウドでそれらをビッグデータ処理をすることにより、クルマをセンサーネットワークとした情報インフラを形成し得る。既に国内では高々5%程度の車からデータを取得し、各種環境情報(渋滞、ゲリラ豪雨、スリップ、段差等の路面状況、ヒヤリハット等)を生成し、走行中のクルマに情報配信する事で、安全・安心に寄与している。今後、車載カメラやレーダ・レーザ等を利用して道路の3次元形状データ収集や障害物認識・動的予測等を行い、一部のデータをビッグデータ処理する事により、クルマが走ることで生成され、走る程に正確になる「三次元時空間マップデータベース」をクラウド上に構築する事も可能と考えられる。更に、そうした時空間マップをクルマにフィードバックし、リアルなクルマの走行状況や運転者の運動能力等に応じダイナミックで高度な情報提供を行う事で、今後、自動運転の実現に寄与する重要な情報インフラを構築し得る可能性もある。

【略歴】1983年早稲田大学理工学部応用物理学科卒、1988-1990年Harvard Business School MBA、1989-1990年Harvard PIRP Fellow。1983年日本電気入社。IBM互換PC海外事業立上げ後、国内製品技術、国内外で各種プロジェクト立上げ(ビデオオンデマンド、地上波・衛星データ放送システム、各種インターネット利用技術等)。2000年末日本電気退職後、国内最大級のオンラインゲーム会社立上げCEO。2004年4月日産自動車入社。テレマティクス主管。ビークル・インフォメーション・テクノロジー事業本部設立。プログラム・ダイレクタ、チーフ・サービス・アーキテクト、GM兼任。2012年3月退職。2012年4月インテル入社。
先頭に戻る
14:45-15:30  招待講演[2] 
大西 克美(日本アイ・ビー・エム株式会社 グローバル・テクノロジー・サービス事業 技術理事(Distinguished Engineer)) 
サイバー社会の安全・安心を加速するセキュリティ技術 資料ダウンロード

【講演概要】情報インフラの多様化、複雑化に加えて、昨今の高度化されたサイバー攻撃者は、企業・社会にとって大きな課題となっています。旧来型の攻撃から進化し、巧妙化された攻撃は、既存のセキュリティ対策の無力化、弱体化を浮き彫りにしてきました。この危機に対し、企業ではセキュリティ・インテリジェンスの様な新しい考え方を元に、旧来のセキュリティ技術に加え、ビッグデータ、アナリティクスなど新しい技術を活用する動きも出てきました。また、サイバー攻撃の新しい標的として、IoT (Internet of Things) やモバイルデバイスなどの次世代のエンドポイントに対する危機も注目され、その対策も火急の課題となっています。このセッションでは、サイバー社会の安全・安心を加速するための技術を考察し、企業での実例を元にした知見を紹介します。

【略歴】1986年日本アイ・ビー・エム入社。IBM Academy メンバー。IPSJ正会員。大学、研究機関担当のエンジニアとして、UNIXシステム、インターネット基盤のプロジェクトを担当。2000年前半より、ITセキュリティのアーキテクトとして、金融機関等のコンサルティング、アーキテクチャ設計などで活躍。日本アイ・ビー・エムにおけるセキュリティ第一人者として、講演、政府活動、執筆活動など幅広く活躍中。現在はグローバル・チームの一員としてサイバー攻撃を中心に活動中。
先頭に戻る
15:35-16:20 招待講演[3] 
市ノ澤 充 (株式会社パイプドビッツ オープンデータ推進事業部 事業部長 / 政治山運営部 部長)
参議院選挙から投票システムまで、ネットで変わる政治とコミュニティ 資料ダウンロード

【講演概要】2013年7月の参議院選挙からインターネットを利用した選挙運動が解禁されました(ネット選挙解禁)が、実際には多岐にわたる選挙運動の一部を例外的に認めただけのもので、公職選挙法の目的と本質的な課題=金をかけない選挙とべからず法からの脱却の実現には至っていません。ネット選挙が全面的に解禁され、さらにネットワークを通じた投票も実現すれば、選挙実施にかかるコスト(国政選挙の場合は数百億円)を大幅に削減できるだけでなく、有権者による主体的な情報収集がより容易となるため、今まで政治には無関心だった層へも、選挙への積極的な参画を促す絶好の機会となります。今回のネット選挙解禁では、データ分析の活用としてSNS上に頻出するワードの性質=ポジネガ等から演説内容を調整したり、政策やキャッチコピーの浸透具合から政策集の表現を変えたりといった取り組みも試みられましたが、ほとんどが炎上防止やセキュリティ対策などの防御策=消極的なもので、一部の著名人候補を除いて、積極的に有権者とコミュニケーションを取り、一般市民を運動員として巻き込んでいくようなシーンは、残念ながら見られませんでした。一方、今でこそ至る所で「○○総選挙」なるものが行われていますが、その発端となったアイドルの総選挙は、まさしく参加者一人ひとりが作り上げ、候補者とともに共感の輪を拡大し、100万を優に超える票が投じられる国民的行事と言われるまでになっています。その総選挙の舞台裏を支える投票システムの提供を通じて、またネット選挙解禁で明らかとなった諸課題を目の当たりにした経験から、インターネットとデータの利活用で変わる政治とコミュニティのあり方について紹介します。

【略歴】1976年、神奈川県生まれ。関東学院大学法学部卒業。政策シンクタンク、国会議員秘書を経て、2011年、株式会社パイプドビッツ入社。官公庁や自治体、教育など公共分野における諸課題を解決するソリューションを提供。2013年7月のネット選挙解禁を受けて、インターネットを通じて政治と有権者の距離を縮めるための取り組みとして、政党・政治団体や候補者、支持団体や関連事業社向けに講演を行う。
先頭に戻る
16:30-17:40 第2セッション
[パネルセッション]
パネル討論 「日本のビッグデータの今」
【討論概要】日本のビッグデータの今をどのように理解し評価すべきか、今後の日本の産業・経済をどのように元気づけ、社会生活をどこまで快適にできるか、世界にどのようなインパクトを与えて行けるか?そのために今「何が」必要で、我々は「どう行動」すべきだろうか?このような観点から、パネリストに第1セッションのキーノートスピーカーならびに情報法が専門の湯淺墾道教授にも加わって頂き、ご来場の参加者の皆様も交えながら議論する。
司会:後藤 厚宏(情報処理学会 ソフトウエアジャパンプログラム委員会 委員長 / 情報セキュリティ大学院大学 教授)
【略歴】東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了(工博)。NTT研究所に て並列・分散処理アーキテクチャ、インターネットセキュリティ技術、高信頼クラウドコンピューティグ技術、ID管理技術の研究開発等に従事。2007年よ りNTT情報流通プラットフォーム研究所長、2010年よりNTTサイバースペース研究所長。情報処理学会フェロー。現在、IEEE Computer Society Board of Governor、グローバルクラウド基盤連携技術フォーラム(GICTF)副会長。2011年7月より情報セキュリティ大学院大学 教授。
パネリスト日高 信彦(ガートナー ジャパン株式会社 代表取締役社長) *基調講演 講演者
パネリスト野辺 継男(インテル株式会社 オートモーティブ・ソリューション・グループ チーフ・アドバンストサービス・アーキテクト / ダイレクタ)*招待講演[1]講演者
パネリスト大西 克美(日本アイ・ビー・エム株式会社 グローバル・テクノロジー・サービス事業 技術理事(Distinguished Engineer)) *招待講演[2]講演者
パネリスト市ノ澤 充 (株式会社パイプドビッツ オープンデータ推進事業部 事業部長 / 政治山運営部 部長)*招待講演[3]講演者
パネリスト湯淺 墾道(情報セキュリティ大学院大学 学長補佐 / 情報セキュリティ研究科 教授)
【略歴】1970年生まれ。青山学院大学法学部卒。同大学院法学研究科博士前期課程修了。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程退学。九州国際大学法学部専任講師、助教授、教授をへて、2008年九州国際大学副学長。2011年より情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科教授。公益財団法人アジア女性交流・研究フォーラム理事。著書『電子化社会の政治と制度』(オブアワーズ)、共編著『被災地から考える日本の選挙—情報技術活用の可能性を中心に—』(東北大学出版会)など。

先頭に戻る
17:50-18:25 第3セッション
ソフトウエアジャパンアワードセレモニー]
17:50-17:55 ソフトウエアジャパンアワード 表彰式
17:55-18:10  受賞スピーチ[1] 
住井英二郎(東北大学 大学院情報科学研究科 准教授)
λの力
【略歴】東京大学理学部情報科学科卒業、同大学院博士(情報理工学)。ACM SIGPLAN ICFPプログラミングコンテスト1位(2000年ペンシルバニア大学チームPLClub、2002年東京大学チームTAPLAS)。日本学術振興会賞、IBM科学賞、マイクロソフトリサーチ日本情報学研究賞、未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ他受賞。日本学術会議特任連携会員。
 
先頭に戻る
18:10-18:25 受賞スピーチ[2]
登 大遊(ソフトイーサ株式会社 代表取締役)
ハッキングについて
【略歴】2003年度IPA未踏ソフトウェア創造事業でSoftEtherを開発し、2004年4月にソフトイーサ株式会社を起業(代表取締役)。2013年3月筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻修了(修士)。同年4月から博士課程。
先頭に戻る
18:25-18:30 Closing
浦本 直彦(情報処理学会 技術応用担当理事 / 日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 サービス・コンピューティング 部長)
  【略歴】九州大学総合理工学研究科卒。博士(工学)。日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所において、自然言語処理、XML、Web技術、クラウド、セキュリティに関する研究開発に従事。2000-2005年、国立情報学研究所客員助教授。現在、情報セキュリティ大学院大学連携教授を兼務。2013年より、情報処理学会理事(技術応用担当)。
 
先頭に戻る

プログラムへ戻る

このページの先頭へ