安倍総理によるロボット革命実現会議の開催にも牽引され、ロボット技術による社会革新の実現が政府の成長戦略の重要分野となっている。期待される応用としては、製造業の効率化、物流の効率化、医療福祉を含むサービス業の高品質化、交通システムの省エネルギー化などが挙げられる。本セミナーでは、次世代ロボットの基盤となる最新技術の研究開発動向について、産学官の最前線で活躍されている講師陣をお招きし、紹介していただく。具体的には、人の注視のセンシング、コミュニケーションロボット、ロボットの自律移動技術、産業用ロボットの最新技術、サービスロボット安全規格についてご講演をお願いした。これらのご講演を通じて、次世代ロボット技術全般についての動向の把握が出来るものと期待される。
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コーディネータ:比留川 博久(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ロボットイノベーション研究センター 研究センター長)
【略歴】1987年神戸大学大学院自然科学研究科システム科学専攻博士課程修了(学術博士)。同年通商産業省工業技術院電子技術総合研究所入所。2014年国立研究開発法人産業技術総合研究所ロボットイノベーション研究センター長、現在に至る。NEDO次世代ロボット共通基盤開発プロジェクトリーダ、経済産業省ロボット介護機器開発・導入促進事業 プロジェクトリーダ等を歴任。2007年文部科学大臣表彰科学技術賞受賞(研究部門)。 |