2016年度功績賞受賞者の紹介

阪田 史郎 君 (さかた しろう)

阪田 史郎 本会正会員阪田史郎君(フェロー)は,永年にわたり情報通信ネットワーク分野の研究・開発および教育に関して先導的な役割を果たしてこられました.
 1974年日本電気株式会社に入社されて以来,コンピュータネットワーク,マルチメディア通信,モバイルコンピューティング等,コンピュータと通信の統合領域において,数多くの研究・開発業績をあげられ,特に,マルチメディア通信システム技術における先駆的な研究成果となるマルチメディア分散会議システムの開発とその実用化により,本分野の発展に多大な貢献をされました.また,インターネットプロトコルなどこの分野の国際標準化活動にもご尽力されました.パーソナルC&Cシステム研究所所長,インターネットシステム研究所所長などを歴任され,指導的な立場から,当該研究分野の産業発展に大きく寄与されました.
 2004年には千葉大学に移られ,モバイルアドホックネットワーク,ユビキタスネットワーク分野における先駆的な研究業績をあげられるとともに,教育分野にも力を入れ,多くの研究者・技術者を育成してこられました.さらに,インターネット,マルチメディア通信,ユビキタスネットワーク関連の数多くの著書を上梓され,情報ネットワーク分野の啓蒙・普及にも尽力されました.
 学協会の活動においては,本会理事(1997年度〜1998年度),監事(2004年度〜2005年度),教科書編集委員会委員長(2010年度〜現在)などを歴任されたほか,電子情報通信学会などの運営にも深く関与され,情報処理分野の発展に大きく貢献されました.これらの卓越した功績により,2002年には本会フェローを授与されているほか,2007年には電子情報通信学会フェロー,2010年には電子情報通信学会顕彰功労賞を授与されています.
 以上のように,同君が国内外の学術の発展と研究・教育ならびに本会の発展に尽くした功績は,まことに顕著であります.

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