2014年度役員名簿

役職名 担当職務 氏名

所属

就任年月日 学会勤務
会 長 法人 代表 喜連川 優 国立情報学研究所 所長/東京大学 教授 2013年6月5日 非常勤
副会長 会長補佐 中田登志之 東京大学大学院情報理工学系研究科 教授 2013年6月5日 非常勤
副会長 会長補佐 徳田 英幸 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員長兼環境情報学部 教授 2014年6月4日 非常勤
理 事 標準化 伊藤 智 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 研究戦略部長 2013年6月5日 非常勤
理 事 論文誌 乾 健太郎 東北大学大学院情報科学研究科 教授 2013年6月5日 非常勤
理 事 技術応用 浦本 直彦 日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所 サービス・コンピューティング部長 2013年6月5日 非常勤
理 事 会誌/出版 加藤 由花 東京女子大学現代教養学部数理科学科 教授 2013年6月5日 非常勤
理 事 調査研究 菊池 浩明 明治大学総合理数学部 教授 2013年6月5日 非常勤
理 事 総務 妹尾 義樹 NEC事業イノベーション戦略本部 シニアエキスパート 2013年6月5日 非常勤
理 事 財務 高橋 克巳 NTTセキュアプラットフォーム研究所 主幹研究員 2013年6月5日 非常勤
理 事 企画 新田 淳 (株)日立製作所情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部 主管技師長 2013年6月5日 非常勤
理 事 教育 松原 仁 公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系知能学科 教授 2013年6月5日 非常勤
理 事 事業 安本 慶一 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 教授 2013年6月5日 非常勤
理 事 論文誌 相澤 彰子 国立情報学研究所 教授 2014年6月4日 非常勤
理 事 企画 阿野 茂浩 (株)KDDI研究所 執行役員/ネットワーク運用管理部門長 2014年6月4日 非常勤
理 事 財務 岩嵜 正明 (株)日立製作所 横浜研究所 主管研究長 2014年6月4日 非常勤
理 事 調査研究 片寄 晴弘 関西学院大学理工学部 教授 2014年6月4日 非常勤
理 事 教育 河原 達也 京都大学学術情報メディアセンター 教授 2014年6月4日 非常勤
理 事 調査研究 清木 康 慶應義塾大学環境情報学部 教授 2014年6月4日 非常勤
理 事 長期戦略 後藤 厚宏 情報セキュリティ大学院大学 教授 2014年6月4日 非常勤
理 事 新世代 後藤 真孝 産業技術総合研究所情報技術研究部門 首席研究員 2014年6月4日 非常勤
理 事 技術応用 齋藤 正史 金沢工業大学情報フロンティア学部経営情報学科 教授 2014年6月4日 非常勤
理 事 会誌/出版 角   康之 公立はこだて未来大学 教授 2014年6月4日 非常勤
理 事 事業 住田 一男 東芝リサーチ・コンサルティング(株)シニアフェロー 2014年6月4日 非常勤
理 事 総務 松尾 昭彦 (株)富士通研究所ものづくり技術研究所 主管研究員 2014年6月4日 非常勤
監 事 監査 黒橋 禎夫 京都大学大学院情報学研究科 教授 2013年6月5日 非常勤
監 事 監査 守安 隆 大阪府立大学21世紀科学研究機構 産学協同高度人材育成センター科学技術駆動型イノベーション創出プレイヤー養成プログラム 運営統括 2014年6月4日 非常勤

※以上、国家公務員出身者(本府省課長・企画官相当職以上および地方支分部局の本府省課長・企画官相当職以上の経験者)の該当はありません。 また、役員報酬の支給はありません。

■役員区分 

 候補者名(ローマ字)(出身校学部卒年)
勤務先および役職名
略歴・専門分野等(改選時)
抱負(改選時)

 


■会 長

喜連川 優(KITSUREGAWA MASARU)(東大1978卒) 国立情報学研究所 所長

 

[略歴] 1983年東京大学情報工学専攻博士課程修了. 工博. 同年同大生産技術研究所講師, 現在同教授. 文部科学省科学官. 本会理事, 副会長, 本会 (2003年度) ・ACM・IEEEフェロー. 本会功績賞受賞 (2010年度). 専門はデータベース工学. ACM SIGMOD Innovation Award, 特定領域研究『情報爆発』代表, 内閣府最先端研究開発支援プログラム中心研究者

[抱負] 副会長時代, 50周年記念全国大会の組織委員長を拝命し, 多くの方々のご支援の下7,000人以上の参加者を得, 突出した大盛会と出来ました事は忘れ難い思い出です. 又著作権や仕分け等に対し機動的に学会が対応し明快なメッセージを社会に発信した事は, メディアも取上げる等「存在感」を示せたと感じます. その経験に基づき, 本会の今後の方向感を根源的に考え直したく存じます. IEEEにおいて最大のソサエティはコンピュータソサエティです. ITが傑出している事は当然ですが, 米国内ではなくアジアを源泉として会員増を実現している事も認識すべきであり, しなやか且したたかな戦略が必須と考えます. 又エルゼビアの電子ジャーナルは旧来の論文の形態を大きく越えた姿へ変貌しています. 既成概念内で学会改革を議論するのではなく, 『GameChange』の視点が不可欠と考えます. ITをイネーブラとした『学会のプラットフォーマ』を目指し, 他学会にも「私の学会もITを駆使してこんな風に姿を変えなくては」と感じて頂ける学会でありたいと考えます.

 

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■副会長

中田登志之(NAKATA, Toshiyuki)(京大1980卒) NEC技術イノベーション戦略本部兼中央研究所 主席技術主幹

[略歴] 1980年京都大学工学部情報工学科卒, 1985年同博士課程満期退学. 京都大学工学博士. 同年日本電気(株)入社, C&C研究所勤務. 以来, 並列処理アーキテクチャ, 並列アルゴリズム, 並列ライブラリ, OMCS, グリッドコンピューティング等の研究開発に従事. 電子情報通信学会会員. 2002年度-2003年度本会総務理事. 2008年度-2009年度本会企画理事.

[抱負] 近年, クラウドコンピューティングの目を見張る普及とそれに伴う情報産業の一層のサービス化・グローバル化, 昨年の震災以後の高信頼インフラを支える技術としての役割への期待など, 情報処理産業を取り巻く環境は急激に変化しつつあります. この変化に対応して, 本会が, 情報処理産業に向けて, 新たな貢献を果たすためには, 色々新たな施策を打つ必要があります. 2009年3月の情報処理学会・アドバイザリボードの学会運営の提言では中期的目標として実務家の活動の活性化など5点の項目があげられています.また, その後も各年の総会資料には, 中長期計画が記載され, 種々の新たな試みがなされる様になっています. これらの試みの反省も含めて, 情報処理学会が活気にあふれて, 魅力ある学会であるために, 貢献させていただければ幸いです.

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■副会長

徳田 英幸(TOKUDA, Hideyuki)(慶大1975卒) 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 委員長 兼 環境情報学部 教授

[略歴] ウォータールー大学計算機科学科博士. カーネギーメロン大学計算機科学科研究准教授を経て, 1990年慶應義塾大学環境情報学部に勤務, 本会フェロー. 専門は, 計算機科学, 分散システム, ユビキタスコンピューティングシステム等. 本会功績賞, Motorola Foundation Award, IBM Faculty Awardなどを受賞. 本会技術応用運営委員長 (2003年度-2004年度) ,本会理事(2000年度-2001年度, 2007年度-2008年度).

[抱負] 実世界とサイバー世界との融合が進み, 情報処理技術や情報インフラが医療・健康, エネルギー, 防災・減災, 交通, 農業, 教育などあらゆる社会的な活動の基盤を支えています. 学会は, 情報処理分野の研究・開発を活性化する場であることはもとより, 新しい領域や他分野との境界領域を切り開くことをダイナミックに実践し, 未来社会をデザインできる創発の場であるべきと考えます. また, 規制・制度改革, 創造的IT人材育成, サイバー攻撃やパーソナルデータの利活用などといった社会的な課題に対しても, タイムリーに提言を発信できる場でもあるべきです. 技術応用運営委員長在任中は, ITに関する幅広い課題を議論できる新たな活動の場としての「ITフォーラム」の立ち上げや「ソフトウェアジャパン」の創設に関わりましたが, 学界と産業界のさらなるコラボレーションを進める時期に来ていると考えます. 皆様とともに, 活気あふれる学会をめざして, 学会のサービスや様々な場を通じて, 新しい価値を恊創していきたいと考えています.

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■理事[標準化担当]

伊藤 智(ITOH, Satoshi)(千葉大1982卒) 産業技術総合研究所 セキュアシステム研究部門長
※情報規格調査会からの推薦

[略歴] 筑波大学にて博士号を取得. (株)日立製作所にてコンピュータの利用技術に関する研究に従事. 2002年6月から産総研にてグリッド, グリーンIT, クラウド等の産業分野への応用研究に従事. 2010年7月からは本会情報規格調査会の副委員長に就任し, ISO/IEC JTC 1の国内および国際対応を推進.

[抱負] 情報システムは今では重要な社会インフラとなっており, 現在でもその領域は拡大し続けています. センサ, 携帯, 自動車, 家電, あらゆるものがネットワークにつながり, 多種・大量の情報が収集・発信されるようになってきています. また, 様々な産業領域で効率向上や環境負荷低減などへの情報処理技術の活用が進んでいます. このような状況で, 情報基盤としてのプラットフォームのあり方, 様々な応用システム・実社会とのインタフェースなど, 標準化の果たす役割は益々重要になってきていると認識しています. 本会情報規格調査会の委員長として, 産学官の英知を集め, 産業界が発展するよう, 国際標準化活動をリードし, 情報処理学会の発展に微力ながら貢献したいと思います.

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■理事[論文誌担当]

乾 健太郎(INUI, Kentaro)(東工大1990卒) 東北大学大学院情報科学研究科 教授

[略歴] 1995年東京工業大学情報理工学研究科博士課程修了. 同大学助手, 九州工業大学助教授, 奈良先端科学技術大学院大学助教授を経て, 2010年より現職. 専門は自然言語処理. 人工知能学会論文賞, COLING/ACL Best Asian NLP Paper Award, 言語処理学会年次大会最優秀発表賞等受賞.

[抱負] 人類がかつて中世の時代に経験した情報爆発は, 活版印刷の発明に始まるメディアの転換によって起こりました. それが引き金となって旧来の知識階層が崩壊し, 科学革命, 産業革命へと続く大変革に繋がったことは誰もが知るところです. 現代の情報爆発とビッグデータの出現は中世のそれに匹敵する変革を社会にもたらす可能性を秘めています. 「学」の知が, 「産」の生業が大きく形を変えようとする時代. 情報科学の使命も, 理学・工学・人文科学を横断的に繋ぐ「ヨコ糸」の学問へと大きく変化し始めているように思えます. そうした領域横断社会で「学」と「産」を繋ぐコミュニティが情報処理学会です. 変革の時代に求められる本会の役割は計り知れません. なかでも, これからの変革を担う若い人材をはぐくむ場を提供することは今後ますます重要になるでしょう. そうした期待に応える魅力的なコミュニティの実現に向けて, 微力ながら貢献できればと考えます.

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■理事[技術応用担当]

浦本 直彦(URAMOTO, Naohiko)(九州大1990卒) 日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所 サービス・コンピューティング部長

[略歴] 1990年日本アイ・ビー・エム(株)入社, 以来同東京基礎研究所にて, 機械翻訳, 情報統合, XML, SOA, データおよびクラウドセキュリティの研究開発および標準化に従事. 本会論文誌データベース編集委員, 同情報学基礎研究会および情報基礎とアクセス技術研究会にて運営委員, 幹事などを歴任. 博士 (工学) .

[抱負] 社会とそれを支える情報技術は, めまぐるしい変革を続けています. この流れの中で, 情報技術とそれを体現する研究者・技術者の集団である学会の役割も変化しつつあると感じています. 例えば, グローバル化はいうまでもないことですが, 地球規模で接続された社会システムに対する影響の増加, 新興国の発展に対する貢献の要請など, 社会に対する私たちの責務は日々増大しています. また, 組織や分野, 世代を超えたコミュニティによる研究および企業活動も当たり前になりつつあります. これらの変化を前向きに捉え, よりグローバルでオープンな学会活動と会員サポートを展開することで, 社会の要請と会員のニーズを満たしていく必要があると考えています. さらに, 若い世代や他分野のコミュニティを巻き込み, 世界を変える可能性を秘めた, わくわくする研究開発を行うための情報提供や議論の場を提供することも重要です. 本会での活動を通じて, 私達自身が変化しながら, 社会と学会の発展に少しでも貢献していくことができたらと考えています.

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■理事[会誌/出版担当]

加藤 由花(KATO, Yuka)(東大1989卒) 東京女子大学現代教養学部数理科学科 教授

[略歴] 1989年東京大学理学部卒業. 同年NTT入社. 2002年電気通信大学大学院情報システム学研究科博士後期課程修了. 博士 (工学) . 同助手を経て, 2006年産業技術大学院大学准教授. 2009年同教授. 情報ネットワークに関する研究に従事. 本会論文誌編集委員, DICOMO実行委員等を歴任. 現在マルチメディア通信と分散処理研究会幹事.

[抱負] 情報処理学会の歩んできた50年の歴史の中で, 情報処理技術はあらゆる産業や社会の基盤となり, 私たちの生活に無くてはならないものとなりました. モバイル通信やユビキタスコンピューティングの発展は, かつての夢物語を現実のものとし, 私たちのライフスタイルを大きく変えるほどのインパクトを持ちました. そして今, 情報処理の世界は, 大きな変革期にあります. ICTがあまりにも当たり前のものになった結果, 学生は情報関連学部に魅力を感じなくなり, 業界内には何とはなしに閉塞感が漂っています. このような状況を打破するために, 学会は今一度, 新たなビジョンを提示し, 革新的な技術で困難な課題を解決していく必要があると考えます. このとき, 研究分野の融合, 異分野間の連携が必須です. 多様な人々が集う本会だからこそ, そのような場の提供が可能です. 私たちの得意な情報技術を駆使しつつも, 技術を超えたコミュニティーとしてのあり方を再考したいと考えています. 力不足であることは重々承知しておりますが, 本会の活動に貢献できるよう精一杯努力いたします.

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■理事[調査研究担当]

菊池 浩明(KIKUCHI, Hiroaki)(明治大1988卒) 明治大学総合理数学部 教授
※調査研究運営委員会からの推薦

[略歴] 1988年明治大学工学部電子通信工学科卒業. 1990年同大学院博士前期課程修了. 1990年(株)富士通研究所入社. 1994年東海大学工学部電気工学科助手, 以降, 同専任講師・助教授・教授, 同大情報理工学部教授を経て2008年より現職. 1997年カーネギーメロン大学計算機科学学部客員. 本会フェロー (2009年度) . 1993年本会第46回全国大会大会奨励賞. 2003年本会研究開発奨励賞. 2004年本会論文誌「プライバシを保護するコンピュータセキュリティ技術」特集号ゲストエディタ. 2007年本会学会活動貢献賞. 2009年-2010年 本会コンピュータセキュリティ研究会主査. 2010年 JIP Outstanding Paper Award. 2011年より本会情報環境領域財務委員, 本会セキュリティ委員会委員.

[抱負] スマートフォンの普及や無線LAN環境の整備に伴い, オーディオや動画像などの各種マルチメディア情報サービスが消費者に届く世界が現実的になって来ました. ユビキタス社会や高度交通システム, 電子書籍などももう夢物語ではありません. その一方で, アクセス制御や不正な利用を防止する情報セキュリティ技術, 人やデバイス間のトラスト管理など情報環境を取り巻く新たな技術開発が求められてきています. これらの技術を横断して有機的に結びつける学会の果たす役割は今後ますます大きくなるでしょう. そのためには, 各種の専門分野を持つ研究会と大局的な判断を行なう学会理事会との間を密にして, 積極的に新たな試みを取り入れて行かなくてはなりません. 新しいことを楽しくやりましょう. 私達を育ててくれた学会がその様な場であるように強く願っています.

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■理事[総務担当]

妹尾 義樹(SEO, Yoshiki)(京大1984卒) NEC事業イノベーション戦略本部 シニアエキスパート

[略歴] スーパーコンピュータ, グリッドなどの研究開発を経て, 現在BigData処理の研究開発に従事. 地球シミュレータの開発では並列処理ソフトウェア開発を指揮. 本会論文誌編集委員会主査, ハイパフォーマンスコンピューティング研究会幹事, 調査研究運営委員会委員などを歴任. 1994年米国Rice大学客員研究員. 2007年-2011年NEC北米研究所勤務. 1987年本会論文賞, 2002年Gordon Bell Award受賞. 博士 (工学) .

[抱負] この10~20年の急激な技術革新によって, 情報処理技術の研究と実用化との距離が非常に接近してきています. インターネットやサービス系の技術では, 研究として生まれた新たなアイディアが, 数カ月以内に実用化されエンドユーザに提供されることも珍しくありません. ビジネスにおいて, 急激なグローバル化, コモディティー化が進行する中で, 当然のことながら, 研究開発活動においても, グローバル化およびオープンイノベーションが求められます. このような状況の中で, 日本の競争力を支えるべき研究開発活動のグローバル化, また本会が国際競争力をつけ, これをどのように支えるかは非常に重要な, しかも喫緊の課題となっています. 本会において, 論文誌編集委員会主査, ハイパフォーマンスコンピューティング研究会幹事, 調査研究運営委員会委員などを歴任してきた知見と, 長年にわたる欧米との共同研究, 米国での研究開発活動の経験を活かし, 本会の国際競争力をさらに高めることに微力ながら貢献したいと考えています.

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■理事[財務担当]

高橋 克巳(TAKAHASHI, Katsumi)(東工大1988卒) NTTセキュアプラットフォーム研究所 主幹研究員

[略歴] 東京工業大学卒 (1988年) , 東京大学大学院博士課程修了 (2006年) . 博士 (情報理工学 ). NTT研究所にて情報検索, データマイニング, 位置情報処理, および情報セキュリティ, セキュリティ社会科学, 暗号システムの研究に従事.本会論文賞受賞 (2000年, 2011年) .

[抱負] 情報処理はすでに長い歴史を持ちますが, 私が情報処理の仕事に従事するようになってからも, ウェブができ, サーチエンジンができ, ケータイができ, クラウドができ, おまけに現在地つきの「地図」や写真付きの「電話帳」が持ち歩けるという夢のような変化がありました. まるで, ありとあらゆることが情報処理としてできるようになったのではないかと感じ, その変化の可能性とスピードへの興奮は私たちの手元にしっかりと残っています. 情報処理はダイナミックな変化から, 社会インフラとしての成熟への大きな転換点にあります. そこで従来の技術にセキュリティやプライバシー技術を強化したものが求められます. 情報処理の基本には研究者・技術者がビジョンをもってハードワークできる環境の整備が重要です. そのため会の運営を通して, 日本の世界の情報処理研究者・技術者の皆様へ少しでも助けとなりますよう, 微力ながら尽力させていただく次第にございます.

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■理事[企画担当]

新田 淳(NITTA, Jun)(東大1980卒) (株)日立製作所情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部 主管技師長

[略歴] 1982年(株)日立製作所入社. 以降, メインフレームからオープンシステムに至るまで, TPモニタ, DBMS, アプリケーションサーバ, ストレージ管理システムなどのミドル層ソフトウエア製品の研究開発に従事. 2012年10月より現職.

[抱負] IT基盤製品を提供する企業の一部門で働くようになって30年, 最初の10年間は国内の様々な情報システム構築に関わりながら基礎体力を蓄え, それ以後の20年間はほぼ一貫して我々の作った日本製ソフトウエアをグローバル (主として北米) に展開する挑戦を続けてきました. 多くの失敗と少々の成功とを経験する中で, シリコンバレーのスタートアップ企業との共同開発, 米国開発拠点への出向などを通して, アカデミックな世界と実業の世界とがダイナミックに交差する彼の地の力強さを思い知らされてきました. ムーアの法則に従ってハードウエアがどんどん大容量・低価格化してゆく環境の下, 世界中のソフトウエア技術者がアイディア一つとプログラミングの腕を頼りに世界に飛び出そうとしています. これまで, 必ずしも国内の学会活動に積極的に関わってきませんでしたが, これからは日本の若い情報技術者が世界で活躍できるような下地作りに本会での活動を通じて貢献できればと願っています.

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■理事[教育担当]

松原 仁(MATSUBARA, Hitoshi)(東大1981卒) 公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系知能学科 教授

[略歴] 1986年東大工学系研究科情報工学専攻博士課程修了. 工学博士. 同年通産省工技院電子技術総合研究所 (現産業技術総合研究所) 入所. 2000年より公立はこだて未来大学教授. 人工知能, ゲーム情報学, エンタテインメントコンピューティング, 観光情報学などの研究に従事. 本会理事 (2007年度-2008年度) , 本会フェロー (2011年度) .

[抱負] 最近さまざまな組織がその存在意義を問い直されていますが, 情報処理学会という組織も例外ではありません. 従来の枠組みを越えて活動の範囲を広げていくことが求められていると思います. 例えば, 周辺領域とされていたところを積極的に仲間に引き入れていくとか, 情報系のさまざまな学会の再編成に向けてリーダーシップを発揮するとかを考えていく必要があります. 若い人を含めた一般の人に情報処理技術の重要性や面白さを伝える役割もこれまで以上に重要になってくると思われます. これまで人工知能, ゲーム情報学, エンタテインメントコンピューティング, 観光情報学という以前は情報処理の周辺にあったさまざまな領域の情報処理への関連付けに携わってきました. コンピュータ将棋やロボカップなどを通して情報処理分野の普及にも関わってきました. これらの経験を生かして本会の発展に貢献できればうれしいです.

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■理事[事業担当]

安本 慶一(YASUMOTO, Keiichi)(阪大1991卒) 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 教授

[略歴] 大阪大学大学院博士前期課程修了 (1993年). 同大学博士 (工学) 取得 (1996年) . 滋賀大学助手 (1995年) . 奈良先端科学技術大学院大学助教授 (2002年) . 2011年より現職. 博士 (工学) . イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校訪問研究員 (2004-2005年) . ユビキタスコンピューティングに関する研究に従事. 本会論文誌編集委員会小委員会 (BTグループ) 主査 (2007年) , マルチメディア通信と分散処理研究会運営委員 (2003年-2006年) , モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会幹事 (2008年-2011年) ・運営委員 (2007年, 2012年) , 高度交通システム研究会運営委員 (2012年-) . 国際会議NetGames2006, FORTE2008, ICMU2010 TPCチェア.

[抱負] 近年のセンサ・無線通信・組込みシステムなどの技術やクラウドコンピューティングの発展・普及により, ICT (情報通信技術) は様々な現実的な問題を解決するために応用され実用化されるフェーズに入りつつあります. ICTの実世界応用が世界中で活発化してきている中, 日本の国際競争力を高めて行くためには, 本会による研究活動の活発化, 研究成果の促進・国際的な発信等に関するサポートが益々重要になってくると思います. 論文誌編集委員会小委員会の主査や研究会での運営委員, 幹事, 国際会議のプログラム委員長の経験を活かし, 本会における研究活動および研究成果発表の促進に微力ながら貢献して行きたいと思います.

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■理事[論文誌担当]

相澤 彰子(AIZAWA, Akiko)(東大1985卒) 国立情報学研究所 教授

[略歴] 1990年東京大学大学院電気工学専攻博士課程修了. 工学博士. 学術情報センター助手, 国立情報学研究所助教授を経て, 2003年より現職. 東京大学大学院情報理工学系研究科教授および総合研究大学院大学客員教授併任. 専門はテキストを中心とする知識メディア. 本会論文誌編集委員, 情報学基礎研究会運営委員, 論文誌データベース(TOD)編集委員などを歴任. 2001年本会論文賞, 2008年山下記念賞,受賞.

[抱負] これまでの学会活動を振り返って, 学会は学会員による双方向型の組織だと実感しています. たとえば論文の投稿と査読, 全国大会での発表と聴講など, 個々の学会員が立場や役割を交代しながら, 学会全体の活動が持続して行きます. したがって, 単に人を集めるだけではなく, その活動を機能的にまとめあげることが学会の重要な役割であると思います. 書物が希少な知識源であった時代, 図書館が学問の殿堂としての役割を果たしていたといいます. 現在は, 研究や開発に必要な情報はどこからでも簡単に入手できますが, どの情報が自分に必要なものかは自明ではなく, 双方向型のやりとりを通して, その価値判断やナビゲーションが得られることは学会の魅力の1つです. また, それを支援するIT的な意味での学会プラットフォームの構築は学会の取り組むべき課題でもあります. 時々刻々変化する社会への学会の発信力が期待される中, 本会のさらなる発展と繁栄のために微力ながら貢献できればと願っています.

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■理事[企画担当]

阿野 茂浩(ANO, Shigehiro)(早大1987卒) (株)KDDI研究所 執行役員/ネットワーク運用管理部門長

[略歴] 1987年早稲田大学理工学部電子通信学科卒業, 1989年同大学院修士課程修了. 同年国際電信電話(株)(現 KDDI)入社. 以来, 研究所にて, ATM交換方式, IPネットワーク管理・制御, 次世代インターネットに関する研究に従事. 1995年本会大会奨励賞, IEEE ICN’01 Best Paper Award, 2010/2012年電子情報通信学会通信ソサイエティ優秀論文賞各受賞. 博士(工学) [早大]. 東京工業大学非常勤講師(2013年~). 情報処理学会高品質インターネット研究会やインターネットと運用技術研究会の運営委員等を歴任. 

[抱負] スマートフォンの普及に代表されるモバイル通信の急成長に伴い, 端末・ネットワーク間の不整合による多くの問題が発生し, 従来のITインフラの限界が指摘されています. 一方, サーバやネットワークで取得した各種ビックデータの活用も様々な目的から注目され, 多くの取組みが進められています. この様な状況において, ビックデータを真の意味で活用した新たなITインフラの構築は急務であり, その中核技術である情報処理技術は, 今まで以上に重要性が高まっております. 新たなITインフラの実現には, 国内外の産官学連携の推進が必須であり, 本会が相互間の橋渡しとしての役割を担える様, 企業での研究開発と大学を中心としたスタートアップ的取組みを結びつけ, 官の進める技術施策との整合もとりつつ, 尽力していく所存です. また, 企業での国際共同研究や標準化活動での経験と, 本会とIEEE Computer Societyとの共催の国際会議運営に携わった経験を基に, 本会の国際広報・交流活動にも積極的に貢献していきたいと考えております.

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■理事[財務担当]

岩嵜 正明(IWASAKI, Masaaki)(九工大1981卒) (株)日立製作所 横浜研究所 主管研究長

[略歴] 1981年 九工大電子卒,1983年 九大総理工修士,同年 日立製作所入社.以来,第5世代コンピュータ,メインフレーム,超並列マシンなどのOSの研究開発,および,データセンタの運用管理システムの研究開発に従事.2009年より現職.2008年,岡山大にて連続メディア通信処理向けOSの研究で博士号取得.

[抱負] 私が情報処理分野の企業研究者となったばかりの頃,最先端の大型計算機はマシンルームのフロアを占拠していました.今日では,それを超える性能のスマートフォンが,いつも自分の手のひらに握られています.30年前には存在しなかったGUI, Mail, Web, SNSを始めとする様々なシステムを,多くの人々が当たり前の様に使う時代となり,世界は大きく変化しました.そういった中で私自身,複数のシステムのOSや運用管理システムの研究開発に関わって来ました・・・が,未だに30年前と変わらない残念なことがあります.それは,何か新しいテーマに着手する時,IEEEやACMを始めとする海外(特に米国)の動向を調査しているという事実です.若手の企業会員の減少については様々な理由も考えられますが,少なくとも次世代を担う若い研究者達が,情報受信型から情報発信型に進化することが必要と思います.それをサポートできる様,まことに微力ではありますが,何かしら本学会に貢献したいと考えております.

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■理事[調査研究担当]

片寄 晴弘(KATAYOSE, Haruhiro)(阪大1986卒) 関西学院大学理工学部 教授
※調査研究運営委員会からの推薦

[略歴] 1986年大阪大学基礎工学部卒業. 1988年同大学院博士前期課程修了, 1991年同博士後期課程修了. 工学博士. オージス総研,イメージ情報科学研究所, 和歌山大学を経て, 2002年関西学院大学理工学部助教授, 2003年より現職.1987年本会第40回全国大会学術奨励賞, 2004年FIT論文賞受賞. 2003年本会論文誌「音楽情報科学特集号」,2008年本会論文誌「エンタテインメントコンピューティング特集号」ゲストエディタ. 2003年-2004年 本会音楽情報科学研究会主査.2009年より本会メディア知能情報領域財務委員. 2005年-2010年 JST CREST 「CrestMuseプロジェクト」研究代表者.

[抱負] インターネットの社会的浸透, スマートフォンの普及に伴い,オーディオや動画像などのマルチメディア情報が一般消費者の手元に届くようになりました.また,動画共有サイトに代表される情報発信手段の普及に支えられ, 個人ベースの「想い」やニーズが広く, かつ, 極めて早く拡散する時代となりました.従来, 学術研究は論文という紙媒体の上に積み上げがなされてきましたが, 現在のメディア環境を媒体とした積み上げを模索していくことにより,学術研究は新たな進展のステージを迎えると考えます. 特に, 体験・経験に関連した研究領域においては,方法論のみならず学術的価値観が変わる可能性があります. また, 情報化社会に対応して, 学会が求められる役割も大きく変化しつつあります.本会が, 先陣を切って時代の変遷に対応した新しい学会像を提示できるよう, 活動していきたいと考えています.

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 ■理事[教育担当]

河原 達也(KAWAHARA, Tatsuya)(京大1987卒) 京都大学学術情報メディアセンター 教授

[略歴] 1989年京都大学工学研究科情報工学専攻修士課程修了. 京大博士(工学). 京都大学工学部助手, 情報学研究科助教授を経て, 2003年より現職. 音声言語処理に関する研究に従事. 音声認識ソフトウェアJuliusの設計, 及び衆議院の会議録作成システムの音声認識の設計・開発を主導. 科学技術分野の文部科学大臣表彰, 本会から坂井記念特別賞, 喜安記念業績賞, 論文賞を受賞. 言語処理学会理事, 本会音声言語情報処理研究会主査, IEEE SPS Speech TC委員, IEEE ASRU 2007 General Chairなどを歴任. 現在, Elsevier Journal of Computer Speech and Languageなど3つの国際論文誌の編集委員.

[抱負] 「情報学」が主要な学問分野の1つに位置づけられるようになり, 情報技術が重要な社会基盤となった現在, 情報処理学会の果たすべき役割は大きいと思います. 一方で, 国際的な学会・会議への参加・発表が当たり前となり, 世界中の文献・情報に瞬時にアクセスできるようになりました. 紙の媒体が主で, 外国とのやりとりが容易でなかった頃(私の学生時)とは隔世の感があります. 情報処理学会がそのような社会の流れに遅れているわけではありませんが, 昔のやり方を引きずっている点もあろうと思います. 情報処理に関わる人を組織を超えて結びつけて, 学術・技術の進歩・発展を図るという情報処理学会の使命に向けて, これまでのよき伝統と雰囲気を保持しながら, 新たな発想を取り入れていければと思います.

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■理事[調査研究担当]

清木  康(KIYOKI Yasushi)(慶大1983卒) 慶應義塾大学環境情報学部 教授
※調査研究運営委員会からの推薦

[略歴] 1983年慶大大学院博士課程修了, 工学博士.1983年日本電信電話公社電気通信研究所.1984年筑波大講師, 1988-1996年同助教授. 1990-1991年 カリフォルニア大学アーバイン校客員研究員.1996年慶大環境情報学部助教授, 1998年同教授.2011年より文部科学省リーディング大学院“グローバル環境システムリーダー・プログラム”コーディネータ. 意味的連想検索, 感性データベース, マルチメディア・システム, 知識ベースシステムの研究に従事.

[抱負] 情報システムの発展と応用領域の拡大は, 社会における情報獲得・分析・統合・発信の環境を劇的に変化させており, 本会は, そのコアとなる研究領域を対象とした活動母体として益々重要となっています. (1)各研究会が主導する各研究領域の先端的研究活動の推進に加え, (2)応用領域が環境, 生命, 医療, 芸術, 文化, デザイン, 国際関係などへ拡大している流れを踏まえ, “先端研究活動の推進と重要応用分野との連携”をテーマとし, 調査研究運営活動の発展に力を注ぎたいと思います. 特に,国際研究感覚を有する若手研究者を育成するための国際シンポジウム開催の推進により, 国際水準研究との接点を拡大し, また, 重要応用分野との研究成果の共有と連携機会の拡大を推進したいと考えます. 1999年にデータベースシステム研究会主査を拝命し, 研究会論文誌創設時の企画・編集を行い, FIT2005では実行委員長として産業界との連携強化のための交流の場を企画した経験をベースに, 上記を最重要な使命として,尽力していきたいと考えております.

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■理事[長期戦略担当]

後藤 厚宏(GOTO, Atsuhiro)(東大1979卒) 情報セキュリティ大学院大学 教授
※理事会からの推薦

[略歴] 1984年東京大学情報工学専攻博士課程修了. 工博. 同年日本電信電話公社(現NTT)入社. 並列分散処理, クラウドコンピューティング, サイバーセキュリティ研究に従事. 現在, 情報セキュリティ大学院大学教授. 本会総務理事(2007年度-2008年度). 本会フェロー. IEEE Computer Society理事(2011年-2016年)

[抱負] 情報処理に関わる社会構造と産業構造は常に変化し続けています. 高度技術が瞬く間にコモディティ化して社会生活に浸透すると, そこに新たなサービスや技術課題が生まれ, 次なる高度技術開発競争が始まります. このような情報処理技術の変貌と進化サイクルを支えていくためには, 本会においても, 新たな価値の尺度とともに会員活動が広く産業界や社会, 海外に認知され続ける仕組み作り, また外部からの反応や期待を感度良く収集できる仕組み作りが必須です. 本会において, このような仕組みを実現するためには, 長期ビジョンに支えられた継続的に活動できる体制が必要となります. 私は, 30年にわたる企業での研究開発と事業開発, 国家プロジェクトや海外での研究開発経験を活かし, 本会の新しい仕組み作りに貢献していきたいと思います.

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■理事[新世代企画担当]

後藤 真孝(GOTO ,Masataka)(早大1993卒) 産業技術総合研究所情報技術研究部門 首席研究員
※理事会からの推薦

[略歴] 1998年早稲田大学大学院博士後期課程修了. 博士(工学). 現在, 産業技術総合研究所情報技術研究部門首席研究員. IPA未踏プロジェクトマネージャー等を兼任. 2007年から2年間音楽情報科学研究会主査. 科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞, ドコモ・モバイル・サイエンス賞, 星雲賞, 本会論文賞, 長尾真記念特別賞等, 35件受賞. 21年間, 音楽情報処理研究を推進.

[抱負] 世の中は情報処理技術への依存度をますます増しつつあり, 未来の情報社会を築く上で, 我々研究者の果たすべき役割は大きくなっています. そして, 今後も情報処理技術が未来を切り拓き続けるためには, 次世代の人々も興味を持って活躍することが重要です. そのためには, 本会で学術的に深い技術や理論の面白さ, 社会の役に立つ醍醐味等を議論していくと共に, 次世代がワクワクするトピックについても野心的に取り上げ, 未来の学会の姿を率先して具現化すべく新たな試みに挑戦していく必要があります. この度, 新設の「新世代」担当理事として理事会から推薦を頂きました. 情報処理2013年7月号巻頭言に喜連川会長が書かれていた「やんちゃな若手枠」というご期待に応える貢献ができるように, これまでの研究会主査, WISSプログラム委員長, 国際会議General Chair等の経験を活かして努力していきます. 本会を人と人がつながり協調していくハブとしてさらに発展させつつ, これからの情報処理技術が主役な時代を, 様々なコミュニティの方々と力を合わせて楽しく切り拓いていきたいと思います.

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■理事[技術応用担当]

齋藤 正史(SAITO, Masashi)(東工大1983卒) 三菱電機(株) 情報技術総合研究所 主管技師長

[略歴] 1983年三菱電機(株)入社, 情報電子研究所配属. 1992年Cornell University修士課程修了. 2006年大阪大学大学院情報科学研究科博士課程修了. 博士(情報科学). 2006-2010年 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Senior Principal Technical Staff. 入社以来, オペレーティングシステム, 分散処理, インターネットの研究開発ならびに新製品開発に従事. 本会マルチメディア通信と分散処理研究会(1993-96年 運営委員, 1997-99年 幹事). 論文誌特集号編集員(2005-06年). 高度交通システム研究会(2013年 運営委員). 東京電機大学非常勤講師(2012-13年).

[抱負] 情報が諸資源と同等の価値を持つ情報社会の提唱から50年, 今やITは社会インフラとなりました. 情報の流れはマスメディアからネットワーク型のソシャルメディアに変貌し, 更に多数のセンサが生み出すデータの活用や自動化への応用も活発化しています. ITの活用分野は産業・教育・交通・生活・農業など爆発的に広がっており, その進化と広がりは今後もとまることはないでしょう. 情報が「モノ」や「コト」に近づき一体化していく将来に向け, ITの研究・開発を担う本会への期待は多大です. 産業界とアカデミア, 学生・若手とシニア, 異分野・異文化研究者などの多様な人達による知的集約と化学変化がイノベーションを生み出します. 学会は研究会やシンポジウムなどの場の提供だけでなく, オープンイノベーションを起こすための仕掛けを準備し, 新しい技術を創出していくことが大切だと考えます. 私は皆さんと一緒にこの課題に取組み, 産業界・アカデミアの双方にとって魅力的な学会作りに微力ながら貢献していきたいと考えています.

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■理事[会誌/出版担当]

角  康之(SUMI, Yasuyuki)(早大1990卒) 公立はこだて未来大学 教授

[略歴] 1990年早稲田大学理工学部卒業, 1995年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了. 博士(工学). 国際電気通信基礎技術研究所(ATR), 京都大学を経て, 2011年より現職. 知識工学, ヒューマンインタフェース, 体験メディアの研究に従事. 本会での活動はユビキタスコンピューティングシステム研究会主査, 関西支部幹事, インタラクション2011大会委員長等. 2006年度長尾真記念特別賞受賞.

[抱負] 情報処理技術が我々の社会生活に深く浸透していく中で, 私には2つの危機感があります. 一つは, スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い, 誰でもいつでもどこでも情報技術を「利用」することが可能になりましたが, 我々の「創造」力は高まったのか, ということです. 与えられたものを器用に使いこなしてはいるのですが, 対象世界を観察して情報処理技術を適用したシステムを作り出す, ということには無頓着な人が増えているのではないかという危機感です. もう一つは, 情報処理のデバイスやインタフェースが姿を消し, あまりにも簡単に「つながり」過ぎてしまうことで, その先に起きることへの「想像」力が追い付かなくなってきてしまうことへの危機感です. これらの危機感に対処していくには, さらなる情報処理技術の研究開発を進めるとともに, 情報処理技術を使うだけでなく理解し作ることの教育・啓蒙活動が重要ですし, 情報処理技術の運用に関わる法制度等への提言も必要です. そういったことの核にある情報処理学会の活動に少しでもお役にたてればと思っています.

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■理事[事業担当]

住田 一男
(SUMITA, Kazuo)(東工大1980卒) 東芝リサーチ・コンサルティング(株) シニアフェロー

[略歴] 1982年3月東工大大学院総合理工学研究科修士課程修了. 1982年4月(株)東芝入社. 2013年4月より現職. 人工知能学会副会長(2009-10). 本会監事(2010年度-2011年度). 東工大連携教授(2012年-). デジタルプラクティス編集委員会委員(2013年-). 本会フェロー. 博士(工学). 音声翻訳等の研究に従事

[抱負]グローバル化や少子高齢化, 生活様式やニーズの多様化など社会変化に伴い, 情報処理技術が社会に貢献できる場面はますます増加していくと考えます. 情報処理技術に関わるイノベーション創造によって社会に貢献するという視点で, 本会が果たす役割は今後もこれまで以上に重要なものになっていくでしょう. 私は, 企業の研究者あるいはマネージャとして, これまで自然言語処理, 情報検索, ナレッジマネジメント, 音声翻訳等の研究開発に携わってまいりました. その過程で, 新しい研究テーマの立ち上げやそのためのチーム作りから, いくつかの研究テーマについての事業化や製品化まで経験してまいりました. 加えて, 大学における講義や学生の研究指導をする機会をいただくとともに, 本会や他学会での委員会委員や理事会役員としての活動もさせていただき, イノベーション創造において組織内外の人や技術のインタラクションが重要さを認識することができました. これまでの経験を通じ, 本会と社会の関わりをより良くするために, 微力ながらも貢献できればと考えます.

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■理事[総務担当]

松尾 昭彦(MATSUO, Akihiko)(東京理科大1987卒) (株)富士通研究所ものづくり技術研究所 主管研究員

[略歴] 1987年東京理科大学理学部物理学科卒, 同年(株)富士通研究所入社. 業務アプリケーションの保守や再構築に関する研究開発に従事. 本会論文誌編集委員主査(書評・ニュース分野), ソフトウェア工学研究会運営委員, 第66回全国大会プログラム委員等を歴任.

[抱負] 長年, 業務アプリケーションの保守に関する研究開発に取り組んできました. 業務システムは長期間に渡って使い続けられることが多く, これまでの修正や機能追加によって大規模・複雑化して保守現場の負担は増大する一方です. さらに, 高い信頼性と低いコストが同時に求められるため, 品質を維持しながらいかに保守を効率化していくかが大きな課題となっています. ソフトウェア工学をはじめとする情報処理技術の活用が現場で切実に求められており, 産学を繋ぐコミュニティの必要性を強く感じます. 保守の分野に限らず, 研究成果を現場に普及させるには粘り強い努力と周囲の協力が必要ですが, 企業の研究者としての経験を生かし, 本会が実用的な技術を創出したり現場で育てていく場として魅力的かつ有益な役割を果たして行けるよう, 微力ながら貢献したいと思います.

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■監事

黒橋 禎夫(KUROHASHI, Sadao)(京大1989卒) 京都大学大学院情報学研究科 教授

[略歴] 1994年京都大学大学院工学研究科電気工学第二専攻博士課程修了. 博士 (工学) . 2006年より現職. 自然言語処理, 知識情報処理の研究に従事. 2005年-2006年本会論文誌編集委員会理論グループ主査, 2010年よりACM TALIP編集委員, 2008年-2012年言語処理学会理事, 2011年度-2012年度本会理事.

[抱負] 情報は人間の知的活動の根幹にかかわるものであり, 物理学, 生命科学, 脳科学, 言語学, 社会学など, 情報学と関連領域の関係は今後ますます重要になると考えられます. 今後の情報関連産業の活性化, 情報系人材育成の展開を考えるとき, 情報および人間にかかわる学協会のハブとして, これら関連領域との連携をさまざまな形で推進することが本会の使命であると考えます. この2年間, 企画担当理事として学会運営のお手伝いをさせて頂きました. 実務家に対する学会サービス向上, 政策提言機能の強化, 学生トライアル会員の試行, 支部との連携など, 種々の施策が実を結びつつあります. 今後, これらの施策を有機的に連携させることが学会の一層の価値向上につながると考えられ, 引き続き監事の立場で微力ながら貢献させて頂ければ幸いです.

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■監事

守安  隆(MORIYASU, Takashi)(京大1977卒) 大阪府立大学

[略歴] 1982年京都大学大学院工学研究科博士課程単位認定退学,1983年現(株)東芝入社,総合研究所.以来,知識処理,システム連携等の研究開発に従事.2004年総務省 u-Japan政策懇談会構成員.2008年度-2009年度本会財務理事.IEEE,日本経営工学会会員,JEITA,JISA等委員.博士(工学)

[抱負] 我国のIT分野の国際競争力は残念ながら, 近年, 低迷しています. ここには産業の競争力だけではなく, ITに関する研究や教育, ユーザである企業や政府自治体, 学校や医療, 交通など社会システムの国際評価も含まれています. 情報処理学会は, 学界, 産業界, 社会を結ぶ中核にあって, これら3者の好循環を活性化するカタリスト(触媒)であれと考えます. 3者を相互に橋渡しし, 接点での反応を刺激し, それぞれの活動を活性化し, もって社会と産業と科学の発展と国際競争力向上に資すべしと考えます. 今年度の当会事業計画にある通り, 学生・若手研究者育成, 社会や国への提言, グローバル化推進, 実務家やITプロフェッショナル向けの活動, 会員サービスの充実など, 多面的な事業に注力しています. 財務理事などの当会での経験や, 企業活動やJEITA, JISAなど業界団体での活動を通じた経験や人脈を活かし, 学会事業の推進に寄与し,情報科学の発展に貢献いたします.

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