役員名簿(2011年度)

2011年度役員名簿

  • ※リンクは改選時の略歴・抱負

    役職名 担当職務 氏名 所属 就任年月日 学会勤務
    会 長 法人 代表 古川 一夫 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構 理事長 2011年6月2日 非常勤
    副会長 会長補佐 水野 忠則 愛知工業大学情報科学部 教授 2010年5月31日 非常勤
    副会長 会長補佐 寺中 勝美 NTTソフトウェア(株) 常務取締役 ソリューション事業推進本部長 2011年6月2日 非常勤
    理 事 国際 井戸上 彰 (株)KDDI研究所研究戦略グループ グループリーダー 2010年5月31日 非常勤
    理 事 調査研究 岡田 謙一 慶應義塾大学理工学部 教授 2010年5月31日 非常勤
    理 事 会誌出版 奥乃  博 京都大学大学院情報学研究科 教授 2010年5月31日 非常勤
    理 事 総務/電子化 落谷  亮 (株)富士通研究所ソフトウェア&ソリューション研究所 主管研究員 2010年5月31日 非常勤
    理 事 調査研究 関口 智嗣 (独)産業技術総合研究所 情報技術研究部門 研究部門長 2010年5月31日 非常勤
    理 事 企画 谷口倫一郎 九州大学大学院システム情報科学研究院 教授 2010年5月31日 非常勤
    理 事 教育 寺田 真敏 (株)日立製作所システム開発研究所 主管研究員/Hitachi Incident Response Team Chief Coordination Designer 2010年5月31日 非常勤
    理 事 財務 西   直樹 NECグリーンプラットフォーム研究所 研究所長 2010年5月31日 非常勤
    理 事 事業 茂木   強 独立行政法人 科学技術振興機構 統括研究開発戦略センター フェロー 2010年5月31日 非常勤
    理 事 論文誌 横田 治夫 東京工業大学 大学院情報理工学研究科計算工学専攻 教授 2010年5月31日 非常勤
    監 事 監査 住田 一男 (株)東芝 研究開発センター知識メディアラボラトリー 研究主幹 2010年5月31日 非常勤
    理 事 標準化 大蒔 和仁 東洋大学総合情報学部 教授 2011年6月2日 非常勤
    理 事 会誌出版 河口 信夫 名古屋大学大学院工学研究科 教授 2011年6月2日 非常勤
    理 事 論文誌 串田 高幸 日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所 シニアリサーチャー 2011年6月2日 非常勤
    理 事 企画 黒橋 禎夫 京都大学大学院情報学研究科 教授 2011年6月2日 非常勤
    理 事 国際 中野 美由紀 東京大学生産技術研究所 特任准教授 2011年6月2日 非常勤
    理 事 事業 橋田 浩一 (独)産業技術総合研究所社会知能技術研究ラボ 研究ラボ長 2011年6月2日 非常勤
    理 事 教育 平田 圭二 公立はこだて未来大学 複雑系知能学科教授 2011年6月2日 非常勤
    理 事 財務 山室 雅司 NTTサイバースペース研究所 主幹研究員/グループリーダ 2011年6月2日 非常勤
    理 事 総務 吉野 松樹 (株)日立製作所ソフトウェア事業部企画本部 主管技師長 2011年6月2日 非常勤
    理 事 調査研究 渡辺 尚 静岡大学創造科学技術大学院 教授/情報学部 教授 2011年6月2日 非常勤
    監 事 監査 村山 優子 岩手県立大学ソフトウェア情報学部 教授 2011年6月2日 非常勤

    ※以上、国家公務員出身者(本府省課長・企画官相当職以上および地方支分部局の本府省課長・企画官相当職以上の経験者)の該当はありません。 また、役員報酬の支給はありません。

    ■役員区分 

    候補者名(ローマ字)(出身校学部卒年)
    勤務先および役職名
    略歴・専門分野等
    抱負


    ■会 長

    古川 一夫(FURUKAWA, Kazuo)(東大昭44卒) (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構 理事長

    [略歴] 1971年3月東京大学大学院修士課程修了, 同年4月 (株)日立製作所入社, 以降, 情報・通信分野を担当, 1992年同社情報通信事業部公衆通信本部部長, 1994年日立テレコムUSA CTO, 2003年(株)日立製作所執行役常務情報・通信グループ長&CEO, 2006年4月同社代表執行役執行役社長, 2009年6月同社特別顧問, 2007年5月-2009年5月 日本経済団体連合会副会長, 本会会員, 電子情報通信学会会員.

    [抱負] この50年, 情報処理産業は日本の経済成長を牽引してきました. その間の本会の果たした役割はきわめて大きかったと思います. 黎明期から発展期であった過去の50年の学会の有り方と「コンピュータが当たり前」となった次の50年の有り方はおのずと違うものと考えます. 現在の情報処理産業はボーダレス・グローバル化のなかで上位のアーキテクチャーは相変わらず欧米発が多く, また日本が得意とした「ものづくり」も新興国の追い上げにあい停滞感は否めません. 今こそ改めて今後の学会の役割を見つめ, 情報処理産業の持続的な成長を牽引していきたいものと考えます. また, イノベーションの速度は加速され大きな変化が日常的に起こりえます. このような変化に柔軟に対応して, 関係する皆様にとって有益な「場」としての学会の有り方も考えたいと思います. 本会がさらなるボーダレス・グローバル化のなかで情報社会を牽引し, 情報処理分野にかかわるすべての皆様が生き甲斐・やり甲斐を感じ, 自信を持って次の50年の夢を追えるよう多彩な活動を行って行きたいと考えます.

    ※最初に戻る


    ■副会長

    水野 忠則(MIZUNO, Tadanori)(名古屋工大昭 43卒) 愛知工業大学情報科学部 教授

    [略歴] 1945年生まれ. 1968年三菱電機(株)入社. 1993年静岡大学工学部情報知識工学科教授, 1995年同大学創造科学技術大学院長, 現在, 同大学大学院創造科学技術研究部教授. 工学博士. ネットワークに関する研究に従事. 本会標準化委員会委員, モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会主査, 理事(1997-98年度), 監事(2005-06年度)等歴任.現在, DICOMO運営委員長.本会フェロー(1999年度).

    [抱負] 情報処理学会は誰のために, 何のために存在するのでしょうか.私自身は, 情報処理学会に入会後, すでに40年を経過しています. その間に標準化, 会誌編集, 研究会などの活動において, 情報処理学会は私にとってなくてはならない存在でした. その活動を通じて, 多くの学会員の方が, ボランティアで本会のために精力的に活動されていることをいつも実感しておりました. 情報処理の世界は一時的に落ち込んだ時期もありましたが, 基本的には上昇気流に乗り, 情報学に関する科学技術の発展に寄与してました. しかしながら, この頃高校生が情報関係の学部を希望する比率が下がっているという現実があります.産業界に所属されている会員と大学・研究所に所属されている会員とでは, 情報処理学会に求めるものには違いがあるとは思いますが, 会員自ら学会活動に参画する機会を増やし, 更なる科学技術の発展に寄与できる組織にするとともに, 情報処理学会会員であることを誇りと思えるような学会にしていきたいです.

    ※最初に戻る


    ■副会長

    寺中 勝美(TERANAKA, Katsumi)(京大昭49卒) NTTソフトウェア(株) 常務取締役 ソリューション事業推進本部長 

    [略歴] 昭和51年3月京都大学大学院修士課程修了. 同年4月日本電信電話公社(現NTT)に入社. データベース管理システム, マルチメディア情報検索システム等のデータベース関連の研究開発に従事. 平成18年6月より現職.平成12-13年本会理事. 平成14年度本会フェロー.

    [抱負] 21世紀も10年が経過し, 我々を取り巻く情報社会も, クラウドサービスの台頭, 電子ブックに代表される新携帯端末の誕生など, 大きな変革点に来ています. このような環境で, 本会も50周年を終え, もう一度原点に戻って, 今後の道筋を真剣に考えるべきだと考えています. 変化を恐れないことをポリシーの基本として, 特にグローバルな動きの中で, 本会が取り組むべきテーマを明確にすること, 企業の研究開発者の方々にとって魅力のある学会にすること, 研究会をはじめとした若手研究者の活躍の場の活性化を積極的に支援すること等を活動の機軸にしたいと考えています. 本会の会員の方々から, 「学会は変わろうとしている. ぜひその動きに積極的に参画したい」と言われるような環境作りに, 微力ながら貢献できれば幸いです.

    ※最初に戻る


    ■理事[国際担当]

    井戸上 彰(IDOUE, Akira)(神戸大昭 59卒)  (株)KDDI研究所研究戦略グループ グループリーダー

    [略歴] 1986年神戸大学大学院工学研究科修士課程修了. 同年KDD(現KDDI)入社. ネットワークアーキテクチャ, プロトコル実装・試験, モバイルネットワーク, ユビキタスネットワークなどの研究に従事. 1993年本会大会奨励賞, 1998年本会大会優秀賞受賞. 1999-2002年度本会モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会幹事. 博士(工学).

    [抱負] 高機能な携帯端末や高速なインターネットアクセス環境の普及に加えて, 携帯やインターネット上で新たなアプリケーション・サービスが発展し, 仕事の進め方やライフスタイルまで含めて変化のスピードがますます速くなっています. 一方で, 環境問題や少子高齢化問題など, 社会的な問題も大きくなっており, 情報通信関連技術に関しても, これらの社会的な課題への対応が重要になっていると言えます. このような中で, 情報処理学会も50周年という節目を迎え, 新たな時代に向かって進んでいくことが求められていると思います. 世の中全体の動きがますます速くなる中で, 研究者・技術者も社会全体の将来を見据えた取り組みが重要になると思います. このための技術の発展と共有, 将来を担う人材の育成などの面で, 本会は大事な役割を担うものと考えます. 基本的な技術の重要性を認識しながら, 産学官の連携や異分野間の連携など, 新たな課題に取り組む上でさまざまな連携・協力関係を構築できる場を目指して, 微力ながら本会の活性化・発展に尽力したいと考えています.

    ※最初に戻る


    ■理事[調査研究担当]

    岡田 謙一(OKADA, Ken-ichi) (慶大昭48卒) 慶應義塾大学理工学部 教授
    ※調査研究運営委員会からの推薦

    [略歴] 1973年慶應義塾大学卒業,現在慶應義塾大学理工学部教授.本会会誌編集委員会主査,論文誌編集委員会主査,GW研究会主査,DPS研究会運営委員,MBL研究会運営委員,BCC研究グループ主査を歴任し,現在IE領域委員長,調査研究運営委員会委員,DICOMO運営委員.本会フェロー(2003年).本会論文賞(1996,2001,2008年),40周年記念論文賞.SAINT2004,ICAT2007最優秀論文賞.日本VR学会理事.GW研究会,MBL研究会,BCC研究グループの立ち上げに尽力,国際会議IEEE ICDCS, ACM CSCW, SAINT,CollbTechなどの大会委員長,プログラム委員長,IE領域財務委員などを歴任.

    [抱負] 少し前まで花形だったITC業界はいつのまにか3Kといわれるようになった.また,米国の大学のコンピュータサイエンス学科の人気凋落傾向はいまだに続き,国内でも情報関連学部の偏差値は下がっている.情報処理の分野においてなんとなく皆が感じている閉塞感がこのまま続いていってしまうのだろうか.私はITC分野にはまだまだわくわくするような事がたくさんあると信じている.新しい時代を切り開けるような新鮮なビジョン,誰もが目を見張る革新的な技術,感動を与える作品など,まだ世に出ていないものは,これまで目にしてきたものよりもずっと多いはずである.学会は業種,世代をこえた様々な人々が集まり,大いに意見を交換し,お互いに触発される場を形成する働きを持っている.50年の歴史を持つ情報処理学会は,その重み故にわくわく感を提供する力が弱くなったのかもしれない.力不足である事は重々承知しているが,情報処理学会の活性化のために精一杯努力したいと思う.

    ※最初に戻る


    ■理事[会誌出版担当]

    奥乃  博(OKUNO, Hiroshi G.)(東大昭47卒) 京都大学大学院情報学研究科 教授

    [略歴] 1972年日本電信電話公社入社, NTT基礎研究所, 1998年科学技術振興事業団, 1999年東京理科大学を経て, 2001年より現職. 音環境理解, 音楽情報処理, ロボット聴覚, 人工知能などの研究に従事. 博士(工学). 本会プログラミング研究会幹事, 英文誌編集委員, 論文誌編集委員等歴任, 英文図書出版委員会委員を歴任. 日本ソフトウエア科学会, 人工知能学会元理事.

    [抱負] 情報処理技術の体系化とアーカイブ化が本会の使命の1つであると考えています. 「ジャーナル論文の生産性」という尺度から見ると, 本会のアクティビティは, 同規模他学会と比較して, それほど高くありません. 優れたプログラムを開発すれば, それが論文の代替になると従来考えておりましたが, ハードウエア・ソフトウエアの急速な展開により, 一世を風靡したプログラムであっても, ハードウエアあるいは基盤ソフトウエアの衰退により, 新しいプログラムに世代交代してしまうことを少なからず経験します. もし, そのプログラムの設計思想, 技術的な課題や解法が一般化され, ジャーナル論文として掲載されておれば, たとえプログラムが使われなくなっても, その思想や算法はいつまでも生き残ります. 若い研究者がソフトウエア論文を含めて本会論文誌に投稿し, それが多数の方に読まれ, それを通じてさらなる投稿が増える, このような施策を通じて「論文も書ける情報処理技術者」の育成も取組んでいき, 情報処理技術者の地位向上につなげていきたいと考えております.

    ※最初に戻る


    ■理事[総務/電子化担当]

    落谷  亮(OCHITANI, Ryo)(阪大昭 57卒) (株)富士通研究所ソフトウェア&ソリューション研究所 主管研究員

    [略歴] 1984年大阪大学基礎工学研究科修了. 同年富士通研究所入社. 1989-91年スタンフォード大学CSLI客員研究員. 1991-92年国際情報化協力センター機械翻訳システム研究所へ出向. 機械翻訳, 情報抽出, 対話処理など自然言語処理の応用技術の開発に従事.

    [抱負] インターネットや携帯電話など一般的なものからサービスやビジネスの背後で使われる情報システムも含めて, ITはビジネスや社会を支えライフスタイルを変えるまでの技術になっています. ITがあらゆる人間の活動で必須のものとなる中, ITの研究は単にインフラとなる技術だけを研究するだけではなく, ITを活用するあらゆる人間の活動まで入り込んで, 人の活動全体を安全安心かつ適切で効率の良いものにしていくのが大きな目標であるべきだと考えています. ITの研究は他の分野の研究を基盤として支えつつ, その情報基盤から得られるデータに基づいたモデル化や予測といった得意の技術を活かし, 積極的に他の分野の研究に貢献して行けると思います. 他分野との共同により情報処理学会自体の活動を活発化するとともに, より幅広い分野で研究者の興味を惹きつけることは会員数を増やすことにもつながると思っていますので, 企業の研究者としての経験を活かし微力ながら貢献していきたいと考えています.

    ※最初に戻る


    ■理事[調査研究担当]

    関口 智嗣(SEKIGUCHI, Satoshi)(東大昭57卒) (独)産業技術総合研究所情報技術研究部門 研究部門長
    ※調査研究運営委員会からの推薦

    [略歴] 1982年東京大学理学部情報科学科卒.1984年筑波大学大学院理工学研究科修士課程修了.同年通産省工業技術院電子技術総合研究所入所以来,現職に至るまで一貫して並列計算や分散計算などの情報システム高性能化に関する研究やマネージメントに従事. Open Grid Forumの諮問委員を始めとしてグリッド技術やクラウドにおける国際活動への貢献が大きい.日本学術会議連携委員,グリッド協議会会長,NPO法人産学連携推進機構理事,日本応用数理学会評議員,地理情報システム学会理事(2008年4月より).

    [抱負] 研究会の活動は本会の中でも,最も根幹をなす活動です.1988年に数値解析研究会幹事を拝命して以来,今日までハイパフォーマンスコンピューティング研究会主査や運営委員などを通じて20年近くにわたり研究会活動の活性化に努めて参りました.この間,若手研究者や大学院生,また企業が研究活動を通じて学会に寄与するにはどうすればよいかを考えて参りました.分野の特徴や会員のニーズに応えた運営方法を採ることで複数の研究会が積極的に交流する事業などを実現し,様々な相乗効果を生むことができたと思っています.昨今,産学官連携が謳われているもののメディエータの役割を担う学会が十分に機能していないのではないかと懸念しています.これは,情報関連技術に従事する人口は増加しているものの,学会員数の伸び悩み等に現れています.これは学会に加入するかどうかを躊躇している境界層をどう取り込んでいくかにかかっていると思います.学会が主催・共催する事業の大規模化が必ずしも会員の期待に応えていないのではないか,研究やITの現場を日々支えている人たちの目的に適っているのかどうかが改めて問われていると思います.調査研究担当理事として,本会における研究会活動のより一層の活性化, 研究会関係資料のオンライン化を始めとするさらなる改革, 研究会が中心となるワークショップ・シンポジウム等の拡大及び国際化を推進し,研究会の活動が本会の会員の研究活動の一層の発展につながるように尽力してまいります.

    ※最初に戻る


    ■理事[企画担当]

    谷口倫一郎(TANIGUCHI, Rin-ichiro)(九大昭53卒) 九州大学大学院システム情報科学研究院 教授

    [略歴] 1980年九州大学大学院工学研究科修士課程修了. 1980年九州大学大学院総合理工学研究科助手. 1989年同助教授. 1996年同大学院システム情報科学研究科(現研究院)教授. 本会コンピュータビジョンとイメージメディア研究会幹事及び主査, 論文誌コンピュータビジョンとイメージメディア編集委員, アクレディテーション委員会幹事等を歴任. 現在, Trans. on Computer Vision and Applications 編集委員. 本会論文賞, 坂井記念特別賞等を受賞.

    [抱負] 近年, IT技術は社会に深く浸透してきており, 様々な局面で我々はその大きな恩恵を受けています. しかし, 一度, IT技術を基にしたシステムに不具合が発生すると, その影響は甚大なものになってきます. また, IT技術を「持つ者」と「持たざる者」の格差(個人レベル, 社会レベル)も大きくなってきており, 大きな社会問題, 国際問題になっています. このような状況の下, IT技術の総本山ともいえる本会の果たすべき役割と責任は益々大きくなってきています. IT技術は従来の「技術」と異なり, 人や社会との接点に関する問題を中心に据えて考えていく必要があると思います. 本会は, そのような他分野との協調を積極的に進め, 豊かな社会を作る礎とならなくてはなりません. また, 若い人たちに夢と希望を与えるための努力も怠るわけにはいきません. 若い人たちがIT技術に夢を持つことができなければ, 我が国のIT技術はたちまちにして空洞化してしまい, やがては社会の衰退を招くことは火を見るよりも明らかであります. このような本会の重要な責務に, 微力ではありますが, 貢献させて頂ければと考えております.
     

    ※最初に戻る


    ■理事[教育担当]

    寺田 真敏(TERADA, Masato)(日大昭 59卒) (株)日立製作所システム開発研究所 主管研究員/Hitachi Incident Response Team Chief Coordination Designer

    [略歴] 1986年(株)日立製作所入社, ネットワークセキュリティの研究開発に従事. 現在, システム開発研究所とHitachi Incident Response Teamに所属. 2004年よりJPCERT/CC専門委員, (独)情報処理推進機構セキュリティセンター研究員. 2008年より中央大学大学院客員講師. 日本シーサート協議会,テレコム・アイザック推進会議運営委員. 2006-08年コンピュータセキュリティ研究会主査.

    [抱負] さまざまなシステムがネットワークで結ばれ, 社会で, 組織で, 家庭で, 手軽な情報流通や便利なサービスを利用できる時代になっています. その反面, 情報システムにおけるセキュリティ問題は「脅威の見えない化」と表現されるほど複雑です. 今やネットワークで繋がれた情報システムに関わる問題は, 社会全体, 組織全体の問題としてとらえ, 組織や人が連携して, 安心して利用できる便利な情報システム基盤を作り上げていくことが必要になってきています. このような状況の中で, 情報処理技術の研究とその研究成果の普及はますます重要なものとなり, 本会への期待も大きいと考えています. 身近な課題に対する実践的な取り組みを積み重ねながら, 各方面の研究者や技術者が活躍する魅力的な場としての本会の実現に向け, 微力ながら貢献したいと思います.

    ※最初に戻る


    ■理事[財務担当]

    西  直樹(NISHI, Naoki)(広島大昭 57卒) NECグリーンプラットフォーム研究所 研究所長

    [略歴] 1984年広島大学大学院工学研究科修了, 同年日本電気(株)入社. C&Cシステム研究所にてスーパーコンピュータのアーキテクチャ研究開発, コンピュータ事業部でCMOS SX-4開発に従事. 1995年よりマルチコアプロセッサ研究開発・携帯用実用化を推進. 2003年研究部長, 2007年より現職.

    [抱負] 急速に発展を続ける情報処理技術は, 携帯等・ユビキタス情報化社会の実現・発展と共にクラウドコンピューティングの進展など, 社会インフラとしての側面がさらに強まる時代を迎えました. 人々の期待は, 社会が抱える大きな課題(安心安全, 地球環境の負荷低減, 少子高齢化への対応)等への貢献・支援へと, 複数学術領域を繋ぐ情報処理技術への発展・社会価値創造へ期待が高まっています. 同時に, 人間活動である価値創造は, 個の独創・アイデア創出(学)を起点して, 群の創造(産業)につなげ, 実社会価値の実現・浸透へと辿ることは今も昔も変わりません. この価値共創の場が情報処理学会の大きな役目と認識する次第です. 学術界, 産業界の両方の会員の方々の求心力を得る学会の実現に尽力してまいります. また, 2010年に本会は50周年を迎えます. 次の50年の本会の有るべき姿への変貌に向けても全力を尽くしていきます.

    ※最初に戻る


    ■理事[事業担当]

    茂木  強(MOTEGI, Tsuyoshi)(京大昭55卒) 独立行政法人 科学技術振興機構 研究開発戦略センター  フェロー

    [略歴] 1980年京都大学理学部卒業. 同年4月三菱電機(株)入社. 各種コンパイラの開発に従事し言語処理系標準化活動にも参画. 1991年米国スタンフォード大学留学. 以後, 計算機システム構築に関わる研究開発を経て現在, 情報技術総合研究所情報技術部門統轄. DICOMO2010プログラム委員長(予定).

    [抱負] 私は産業界の一員として30年にわたりITの発展のただ中で, ITシステムの実現に貢献してきました. 感じたことは, ITは役に立つ, ITは面白い, ITは常に進化する, しかしITを使いこなすのは難しい, ということでした. 一方, 技術のほとんどが海外, 特に米国起源であること, また, 3Kとも呼ばれるIT業界の厳しい実情も否定できません. そこで私は, 学会の役割は, 日本発のIT技術を発掘し育成すること, また, ITの楽しさやITに関わる喜びを若い世代に実感させることだと考えました. この国には, 優秀な人材をもつ教育機関, 豊富なモノづくり実績をもつ産業界, IT国家の戦略を担う公的機関があります. 学会の役割は, (1)これらリソースを集わせ, 活発に議論する場を提供し, (2)そこで出た新しいアイデアや技術を発掘, 育成し, (3)それが最終的に世の中の役に立つよう, 広くフィードバックすることです. 学会がいずれ世界をリードする日本の情報処理の牽引母体となるよう微力ながらも精一杯貢献する所存です.
     

    ※最初に戻る


    ■理事[論文誌担当]

    横田 治夫(YOKOTA, Haruo)(東工大昭 55卒) 東京工業大学大学院 情報理工学研究科計算工学専攻 教授

    [略歴] 1982年東工大大学院修士課程修了. 同年富士通(株)入社後(財)新世代コンピュータ技術開発機構. 1986年(株)富士通研. 1992年北陸先端大助教授. 1998年東工大大学院情報理工助教授. 2001年東工大学術国際情報センター教授. 工博. 主として情報の蓄積と活用の研究に従事. 本会論文誌データベース共同編集委員長(2005-06年). 電子情報通信学会・本会フェロー(2008年度). ACM SIGMOD日本支部長.

    [抱負] 情報環境が, 既に普段の生活になくてはならない社会的インフラストラクチャとなっていることは, 広く認識されているところだと思います. その延長として, 今後さらに物理的な生活環境とディジタル化された情報環境が一体化していく方向にあり, そのために情報処理技術にはさらなる進化が求められています. 学生の情報離れや会員数の減少といった現象に歯止めをかけるためにも, 新しい情報環境への進化を本会が中心になって牽引していくという姿勢を示すことが重要なのではないでしょうか. 現在衆目を集めているナノやバイオ技術等々と同様に, 情報処理技術においても我が国が将来に渡って競争力を保持していくことが必要であることを, そしてそのためには本会の活動が必要であることを,我々自身が社会に向けてアピールしていくことが大切なのだと思います. そうすることが学会としてのアカウンタビリティを果たすことになると信じます. 個々の会員がそのような社会の進化の中核を担う自負を持ち, 夢を語れるような学会にしていくことに貢献できるよう努力したいと思います.

    ※最初に戻る


    ■監事

    住田 一男(SUMITA, Kazuo)(東工大昭 55卒)  (株)東芝研究開発センター知識メディアラボラトリー 研究主幹

    [略歴] 1982年東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了. 同年, (株)東芝入社, 自然言語処理, ナレッジマネジメント, 情報検索, 音声翻訳の研究開発に従事. 1999年-2005年東工大大学院客員助教授, 2006年東京外大客員教授. 人工知能学会副会長, 言語資源協会理事. 博士(工学).

    [抱負] 情報処理技術の深耕と産業への展開や実社会への貢献は, 資源のない我が国の人々が現在の生活レベルを維持・向上していく上で, 欠くことのできない活動であると考えています. 本会は, このような情報処理技術をスコープにして学術界と産業界との協同の場を提供し, 連携を強化・加速する役目を担う学会として最重要な学会といえます. 私は, 企業の研究者として, これまで情報検索や自然言語処理の研究開発に携わってきましたが, 技術の商品化や拡販には事業部門の開発や商品企画, システムエンジニア, 営業の方々との連携が重要であることを体験してきました. また, 大学での講義や学生の指導などに携わる機会や, 当社の海外研究拠点を含めた部署をまたがった研究開発の推進を担当する機会, 本会の会誌編集委員や論文誌編集委員をさせていただく機会などにも恵まれました. 情報処理技術の発展と産業化の推進のために産学が連携していく場として本会が一層貢献できるよう, これまでの経験を活かしてお役に立つことができればと思います.

    ※最初に戻る


    ■理事[標準化担当]

    大蒔 和仁(OHMAKI, Kazuhito)(岩手大昭49卒) 東洋大学総合情報学部 教授
    ※情報規格調査会からの推薦

    [略歴] S54年東北大学大学院・工・情報工・博士修了, 工博, 電子技術総合研究所および産業技術総合研究所を経てH21年より現職. ソフトウェア作成技術の研究に従事, その間本会理事(H10 -11年度), 本会フェロー(平成18年度).

    [抱負] 新しく創設された本会論文誌「デジタルプラクティス」を中心に日本発の標準規格を通じて広く情報規格調査会の活動を非標準の研究者にも広く知らしめたいと考えます. また, データセンターの省エネ技術やセンサーネットワークの特に日本の技術について情報規格調査の活動領域と考えたいと思います. さらに今まで情報規格調査会に関わってこなかったエネルギー技術の関係者も巻き込みたいと思います. 本会情報規格調査会の委員長として情報処理技術における規格の重要性を訴えて行きたいと考えます.

    ※最初に戻る


    ■理事[会誌出版担当]

    河口 信夫(KAWAGUCHI, Nobuo)(名大平2卒) 名古屋大学大学院工学研究科 教授

    [略歴] 1995年名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士後期課程満了. 同大助手, 講師, 准教授を経て2009年より現職. 博士(工学). ユビキタスコミュニケーション, 位置情報システム, 行動センシングなどの研究に従事.

    [抱負] 現代社会では, すでに膨大な数と種類の情報システムが利用されており, 情報処理技術の重要性がますます高まりつつあると同時に, そのコモディティ化も急速に進んでいます. 大学への新入学生からは, かつて我々が持っていたコンピューティングに対する憧れが急速に薄れつつあります. また, インターネットを通じた個人や組織からの直接的な情報発信により, 学会が持っていた知的集約機能の必要性も低くなりつつあります. 情報処理技術と社会との関わり方や情報発信の方法が急速に変わる中, 学会の役割も変化すべきと考えます. アカデミアや産業界から「知を探求する人」を集め, 互いに切磋琢磨する場としての学会の重要性は変わり無いと確信していますが, その実現手法については多いに議論すべき余地があると感じています. 情報処理の専門家が集い, 「知の集約と広報」手法について, 真摯な議論・検討を行い, その結果をもって学会運営ができることを期待し, 微力ながら本会の活動に貢献できれば良いと考えています.

    ※最初に戻る


    ■理事[論文誌担当]

    串田 高幸(KUSHIDA, Takayuki)(豊橋技科大昭60卒) 日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所 シニアリサーチャー

    [略歴] 1985年日本アイ・ビー・エム(株)入社. 東京基礎研究所配属. 2005-06年IBM T. J. Watson Research Center 研究戦略スタッフ. 入社以来, 一貫してネットワーク, 分散処理, システム管理の研究に従事. 本会マルチメディア通信と分散処理研究会(1999年研究運営委員, 2000-03年幹事, 2004-07年運営委員, 2008-09年主査), 本会マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(2000年委員長, 2007年プログラム委員長), 本会論文誌(2000-03年編集委員, 2000-10年特集号編集委員), 本会代表会員(2009-10年) . 博士(ソフトウェア情報学).

    [抱負] 私は, 本会入会以来, 全国大会, マルチメディア通信と分散処理研究会, 論文誌編集委員会, 論文誌特集号編集委員会の活動を通じて, 会員の皆様の研究成果発表のサポートに携ってきました. このような貴重な経験を通じて, 本会が行っている会員の皆様への研究活動サポートの重要性を認識することができました. 現在, 社会での情報処理技術の発展は, 目を見張るものがあります. その一方で情報処理分野の研究活動をとりまく環境は, 日々厳しくなってきております. 本会は, 設立から50年を迎えたこということで, 一つの節目にきていると考えております. 私は,次の50年に予想される情報処理に関する技術進歩及び現在の研究活動をとりまく環境変化を見据えて, 会員の皆様に対して研究活動サポートのより一層の充実と, 会員の皆様とともに情報処理分野のさらなる発展への貢献を微力ながら行なっていきたい所存でおります.

    ※最初に戻る


    ■理事[企画担当]

    黒橋 禎夫(KUROHASHI, Sadao)(京大平元卒) 京都大学大学院情報学研究科 教授

    [略歴] 1994年京都大学大学院工学研究科電気工学第二専攻博士課程修了. 博士(工学). 2006年より現職. 自然言語処理, 知識情報処理の研究に従事. 2001-03年 Computational Linguistics編集委員, 2005-06年本会論文誌編集委員会理論グループ主査, 2010-11年ACM TALIP編集委員, 2008年より言語処理学会理事.

    [抱負] 情報は人間の知的活動の根幹にかかわるものであり, 物理学, 生命科学, 脳科学, 言語学, 社会学など, 情報学と関連領域の関係は今後ますます重要になると考えられます. 今後の情報関連産業の活性化, 情報系人材育成の展開を考えるとき, 情報および人間にかかわる学協会のハブとして, これら関連領域との連携をさまざまな形で推進することが本会の使命であると考えます. 学会の第一義的な役割は研究発表および議論の場を提供することですが,ややもするとそれは固定的で内向きなものとなりがちです. 関連領域を巻き込んだオープンで活発な議論の中から, 次世代のグローバルリーダ, 国際競争力のあるIT基盤技術や新たな魅力的応用領域が生まれるものと確信します. そのような活動に微力ながら尽力したいと考えております.

    ※最初に戻る


    ■理事[国際担当]

    中野 美由紀(NAKANO, Miyuki)(東大昭55卒) 東京大学生産技術研究所 特任准教授

    [略歴] 1980年東京大学理学部情報科学科卒業. 富士通(株)勤務. 1985年東京大学生産技術研究所助手(2004年助教). 2008年7月同特任准教授. 博士(情報理工学). データベースシステム, 並列データベース処理, ストレージシステム, データ工学等の研究に従事. 本会創立50周年記念全国大会組織委員会副委員長, 本会論文誌データベース編集委員(2009年-).

    [抱負] 情報処理技術の進展により, 誰もが容易に情報を生成, 発信, 取得できる場を生み出され, インターネットを流通するデジタルデータは爆発的に増大しています. このような状況のなか, 情報処理技術は必須の社会基盤と認識され, さらに, 新たな社会的動きを生み出す革新的な手段として期待されています. そこで, 情報処理技術の根幹からさまざまな応用まで広く俯瞰する本会の役割は今後ますます重要となってきます. 溢れる情報の中, 情報処理技術のさらなる進展が望まれる一方で, 情報処理技術離れが指摘される今日, 本会が率先して, 情報処理技術に秘められた多大な社会的影響力と未来への可能性を発信することが大切であると考えています. 創立50周年記念全国大会にて「わくわくする」情報処理技術を紹介する場を手伝い, わが国の最先端情報処理技術に海外も含め, 多くの方から反響を頂戴いたしました. この経験を基に, 世界に通じる魅力ある新しい情報処理研究, 技術の発掘, 発展, 支援する本会の活動に微力ながらも貢献する所存です.

    ※最初に戻る


    ■理事[事業担当]

    橋田 浩一(HASIDA, Koiti)(東大昭56卒) (独)産業技術総合研究所社会知能技術研究ラボ 研究ラボ長

    [略歴] 1986年電子技術総合研究所入所. 1988年から1992年まで(財)新世代コンピュータ技術開発機構に出向. 2010年2月より現職. 専門は自然言語処理, 認知科学など. 本会知能と複雑系研究会主査, フロンティア領域委員長等を歴任. 本会理事(2005-06年度), 言語処理学会会長, 日本ソフトウェア科学会理事.

    [抱負] ITに求められる役割は, 単に情報機器の開発やプログラミングにとどまらず, 社会の仕組みの分析や設計にますます深くかかわるようになっています. しかし残念ながら, そのことが広く社会に理解されていないように思われます. 会員の減少は本会またはIT自身もその役割を十分に果たせていないことの表われではないでしょうか. 社会に対するアカウンタビリティを高め, 会員の増加を図るためにも, まず学会の中での対話を深めて知識の共創を活性化し, さらにそれを社会と融合させる必要があるでしょう. それには企業向けの企画だけでなく論文や大会や研究会などの学術的な活動も有機的に連携させるような学会業務の再設計が必要なのかも知れません. そのような意味での学会の発展に微力ながら貢献したいと思います.

    ※最初に戻る


    ■理事[教育担当]

    平田 圭二(HIRATA, Keiji)(東大昭57卒) 公立はこだて未来大学 複雑系知能学科 教授

    [略歴] 1987年東京大学大学院情報工学専門課程博士課程修了. 工学博士. 同年NTT基礎研究所, 2008年より現職. 音楽情報科学研究会初代主査, フロンティア領域委員長, 本会理事(2005-06年度論文誌担当), 現在デジタルプラクティス編集委員長. 本会論文賞, 山下記念研究賞受賞. 計算論的音楽理論及びビデオコミュニケーションの研究に従事.

    [抱負] 私は現在デジタルプラクティス(DP)編集委員長を拝命しております. DPは, 主としてIT産業界の方々が現場で日々生み出されている実践を, 社会の中で共有しより高度化することを目指して2010年2月に創刊されました. 手探りの中, これまでDPを5冊編集発行したことで, 実践に関する知見を論文の形で集積, 流通させることの意義を再確認したと同時に, 産業界と学界の皆様にも少しずつDPの重要性が認知されてきたように感じています. しかし200万人を越えると言われる我が国の情報関連産業に従事しておられるエンジニアやマネージャの総数と比べると, 約1万8千人という本会正会員はまだまだ全体のごく一部に過ぎません. これからさらにDPを通じた実践の論文化活動をIT産業界全体に広げることが, 我が国の技術者に活気をもたらし, IT産業力向上に効果があると考えています. 理事として, DPと全国大会や会誌発行等他事業とを有機的に結び付け, 産業界と学界双方の方々にとって有益な学会活動を立案, 展開していきたいと考えています.

    ※最初に戻る


    ■理事[財務担当]

    山室 雅司(YAMAMURO, Masashi)(早大昭60卒) NTTサイバースペース研究所 主幹研究員/グループリーダ

    [略歴] 1987年早大大学院理工学研究科修士修了. 同年NTT入社. ネットワーク統合管理技術, データベース設計法, データ視覚化技術, マルチメディア情報検索, 情報統合管理技術の研究に従事. 本会情報規格調査会規格役員, 本会マルチメディア通信と分散処理研究会運営委員, DICOMO実行委員等を歴任. 現在同研究会幹事. 博士(工学).
     

    [抱負] 本会は50周年を迎え, これからの50年をどうしていくのかを考える重要な時期にあります. 情報処理をとりまく状況が多様化してきている一方で会員数の減少という問題があります. 本会はアカデミアのみならず産業界の会員も含めた交流の場を提供してきています. 今後, このような交流の場を益々魅力的なものにしていくとともに, 研究職に限らず, 広く企業技術者に対して, 育成を含めたキャリアの各局面を通した継続的なサービスを提供することにより, 学会が有益なパートナーとなっていくことが重要だと考えます. さらに情報処理技術は多くのユーザに利用される身近なものになっていますが, ユーザ層を巻き込んだ技術の利用面での課題の取組みも, 学会の裾野を広げていくうえで重要であると思います. このための産学官の連携や異分野間の連携の中心を担う仕組み作りをはじめ, 本会が果たすべき役割は益々広範囲化し, 重要なものになってきていると認識しています. 本会の発展に微力ながら尽力し, ひいては世界の発展に寄与していきたいと思っています.

    ※最初に戻る


    ■理事[総務担当]

    吉野 松樹(YOSHINO, Matsuki)(東大昭57卒) (株)日立製作所ソフトウェア事業部企画本部 主管技師長

    [略歴] 1982年東京大学理学部数学科卒業. 同年(株)日立製作所入社. 1987-88年米国コロンビア大学大学院にて修士号(計算機科学)取得. コンパイラ, 開発支援環境, APサーバ, ビジネスグリッドミドルウェアの開発等を経て2006年9月より現職. 2007-08年度本会財務理事.

    [抱負] 情報システムは, いまや国民生活全般を支える重要な社会インフラとなっています. 社会インフラとして正常に稼働しているのが当たり前のことになり,不具合が発生するとニュースになるという状況です. しかし,情報処理技術は社会インフラとして我々の生活を支えることはもちろん重要ですが,それだけに留まらず,我々の生活を更に便利に, 楽しく,夢のある社会に変えていくエンジンでもあると考えます. そのエンジンが回り続けるためには,新しい分野,手法に果敢に挑戦する研究者, その成果をビジネスに活用し, フィールドで発見された新たな課題をフィードバックする実務家が連携し切磋琢磨するための場が重要です. さらにビジネスをグローバルに展開するためには, 戦略的な標準化活動も極めて重要です. 当会は, この3つの活動を有機的に連携させる場を提供できるポテンシャルを持っていると思いますが, まだまだ不十分ではないかと感じてます. このポテンシャルを最大限に発揮できるような場の提供に微力ながら貢献していきたいと思います.

    ※最初に戻る


    ■理事[調査研究担当]

    渡辺 尚(WATANABE Takashi)(阪大昭57卒) 静岡大学創造科学技術大学院/情報学部 教授
    ※調査研究運営委員会からの推薦

    [略歴] 大阪大学大学院修了(S62年). 工学博士. 徳島大学工学部助手(S62-H2年), 静岡大学工学部助教授(H2年), H13年より現職. カリフォルニア大学アーバイン校訪問研究員(H7-8年). 通信ネットワークに関する研究に従事. 静岡大学創造科学技術大学院研究部長. モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会幹事(H8-12年), 同主査(H17-20年), 同運営委員(H21年-). 国際会議ICMU2005TPCチェア, 特集号論文誌ゲストエディタ, 高度交通システム研究会・放送コンピューティング研究グループ運営委員.
     

    [抱負] 私は, 本会の基本は各研究会の活動であると考えます. 種々の知識や経験がぶつかり合って渦をなし, 当該分野を深く掘り下げまた新たな分野をも開拓する場が研究会であります. 私はこのことを強く念頭に置き各研究会の活動がさらに活発化するように努力します. また, ここ数年静岡大学研究部長という立場から他分野の方々と接してきました. その経験を通して感じることは, 情報処理分野は他分野に比べると特に論文の英文化率が低いことです. 日本発の技術を世界に向けて発信していくためには. 英文化も重要な要素であります. 会長等学会執行部, 研究会執行部そして会員の立場を尊重し理解しながらモバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会主査や国際会議ICMUステアリングの経験を生かし, 研究会活性化, 新分野開拓, 国際化等に微力ながら尽力させていただきたく存じます.

    ※最初に戻る


    ■監 事

    村山 優子(MURAYAMA, Yuko)(津田塾大昭48卒) 岩手県立大学ソフトウェア情報学部 教授

    [略歴] 1973年津田塾大学学芸学部数学科卒業. 企業を経て, 1992年University College London博士課程修了. Ph. D. (ロンドン大学). 1992年慶應義塾大学非常勤講師, 1994年広島市立大学講師, 1998年岩手県立大学助教授. 2002年より同大学教授, 現在に至る. インターネット, 安心およびトラストの研究に従事. 本会マルチメディア通信と分散処理研究会連絡委員, 論文誌編集委員, コンピュータセキュリティ(CSEC)研究会幹事および主査を歴任し, 2006-07年度本会事業担当理事. 現在情報セキュリティ心理学とトラスト(SPT)研究グループ主査. セキュリティ委員会委員長. 本会フェロー.

    [抱負] 21世紀に入り10年経ちます. 性能や効率を必死に追求していた20世紀に比べ, 科学技術の発展にも人間や環境を考える余裕が出てきました. 情報処理の世界にも, 人間の習性や行動に即した技術開発や研究が進められています. それ以上に文化的背景まで考えようという動きもあります. それには, 今までのコンピュータや通信の知識だけでなく, 今までいわゆる文系といわれていた心理学や社会学, 経済学等学際的な知識に加え, 芸術や哲学の世界の知識も役立ちます. 分野間の流動的な融合が進む中, 本会が, 如何にフレキシブルに発展していくかは重要な課題です. 私は, CSEC研究会を中心に活動し, 事業担当理事を1期務めました. 2008年にはSPT研究グループを設立し, 国際会議の発表論文から本会論文誌特集号を企画する等, 色々試みています. 学会の規則は, 学会員が活動しやすいものであるべきで, 先にルールありきではありません. このような観点から, 監事として, 学会の今後を見据え, 会員の皆様が本会での様々な試みや活動をしやすい環境作りのために尽くしたいと思います.

    ※最初に戻る