浦野 義頼 君

フェロー

浦野 義頼 君(正会員)

[対象業績]  「国際データ通信サービスのための通信プロトコルの開発・実用化」

 昭和40年早稲田大学理工学部電気通信学科卒業.昭和45年同大学院博士課程修了(工学博士).同年国際電信電話(株)に入社,平成5年同社研究所所長.平成8年早稲田大学理工総合研究センター教授,現在,同大学院国際情報通信研究科教授.本会,電子情報通信学会の理事,情報通信審議会専門委員等を歴任.

[業績推薦理由]

 浦野義頼君は,1970年代から国際データ通信サービスのための通信プロトコルの開発・実用化に従事し,パケット網の国際間インターフェース(勧告X.75),テレマテイクスサービス通信プロトコル(DTAM)等に関連して,国際・国内標準化機関における標準化活動に多大な貢献を行うとともに,異機種コンピュータ間通信用プロトコルOSIのソフトウエア・パッケージ化・通信ボード化等,通信プロトコルの実用化に指導的役割を果たした.また,我が国のみならず,主としてアジア太平洋地域における情報通信分野の人材育成にも貢献している.