上田[対象業績] 「並行プログラミング言語モデルGHCの提案に始まる言語モデルの先駆的研究および当該分野の研究会再編・研究論文誌創設への貢献」

 1978年東京大学工学部計数工学科卒業.1986年同大学院情報工学博士課程修了,工学博士.1983年NEC入社,1985~1992年(財)新世代コンピュータ技術開発機構出向.1993年より早稲田大学理工学部情報学科.現在同大学理工学術院情報理工学科教授,国立情報学研究所客員教授.プログラミング言語,高性能検証などの研究およびシステム開発に従事.第7回日本IBM科学賞,2011年度日本ソフトウェア科学会基礎研究賞など受賞.『情報処理学会論文誌:プログラミング』初代編集委員長.

[業績推薦理由]

上田和紀氏は,第五世代コンピュータプロジェクトに参画して並行プログラミング言語モデルGuarded Horn Clauses (GHC)を創出した。GHCは,単純明解な意味論をもち,現在でもなお通用する高い表現力をもったモデルである。同時に高い実用性を備え,同プロジェクトのあらゆるソフトウェア開発の基盤ともなったばかりでなく,並行制約プログラミングの発展,時間概念・連続変化概念への挑戦など,その後のプログラミング言語の理論研究の世界的な流れを生み出した。氏は今なおその流れの主導者の一人である。

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