松下  温 君

フェロー

松下  温 君(正会員)

[対象業績]  「分散処理およびグループウェアの研究開発に関する貢献」

 1963年慶應義塾大学工学部電気工学科卒業.1968年イリノイ大学大学院コンピュータサイエンス専攻修了.1963~88年沖電気工業勤務.1989年より慶應義塾大学理工学部計測工学科教授.工学博士.1991~93年本会理事.1998~2000年副会長.1993年度Best Auther賞,1995年度論文賞.電子情報通信学会,人工知能学会,ファジィ学会,IEEE,ACM各会員.

[業績推薦理由]

 松下 温君は,永年にわたって分散システム,コンピュータネットワーク,グループウェアの研究において,数多くの業績をあげてきた.特に,先進的な分散システムやコンピュータネットワークプロトコルの研究開発をされ,今日のネットワーク時代の基盤技術確立に大きく貢献された.また,大学教育を通じて,情報処理の分野における多くの優秀な人材を育成されてきた.本会においても副会長・理事を歴任されただけでなく,マルチメディア通信と分散処理研究会の主査をはじめ,グループウェア研究会,高度道路交通システム研究会を立ち上げ,初代主査として,国内外における研究コミュニティの発展に大きく貢献されている.