橋本 隆子 君

[対象業績] 「国際的な女性技術者支援活動への貢献」

1985年お茶の水女子大学理学部卒業, 2015年筑波大学システム情報工学研究科にて博士(工学)取得. 1985年(株)リコー勤務. 2009年千葉商科大学准教授. 2015年4月同教授. 2015年UCLA客員研究員. 2018年千葉商科大学副学長. データマイニング, ソーシャルメディア解析の研究を行う傍ら, 国際的な女性技術者支援の活動を推進. IEEE Women in Engineering Committee 会長(2015-16), 総務省国立研究開発法人審議会専門委員(2017−), 日本学術会議連携委員(情報学)(2017−)等を歴任. 2019 IEEE MGA Larry K. Wilson Transnational Award 受賞.
 

 
[業績推薦理由]

橋本隆子君は, 情報処理分野の研究・システム開発・商用サービス立ち上げ等を行う傍ら, 女性技術者・研究者支援活動にも注力してきた. 特に女性技術者支援組織IEEE Women in Engineering(WIE)において日本女性として初の会長を務め, 日本国内のみならず, アジアパシフィック, 全世界を対象とした国際的かつ多様な女性技術者支援活動を行ってきた. これらの活動は日本の女性情報処理技術者の活性化やプレゼンス向上にもつながっている. 後に続く女性技術者・研究者のロールモデルとして, 社会の意識改革や人材活性化への貢献も大きい.