冨士 仁 君

[対象業績] 「セキュアなデータ利活用技術の研究開発」

東京理科大学工学研究科修士課程修了 (1993年) , 同年NTT入社.ソフトウェア工学, ネットワークセキュリティ, セキュリティマネジメント, 情報セキュリティの研究に従事.内閣官房情報セキュリティセンター出向 (2005年-2007年) ,2017年度-2018年度本会財務担当理事, 博士 (情報学) .
 

 
[業績推薦理由]

冨士仁君はセキュアにデータを利活用するための先進的な技術の実用化を進め, 同技術による複数組織間の有効なデータ分析モデルやセキュリティ脅威モデルを明らかにし, 実用化システムを開発した. 併せて様々な分野の実データを用いた実証を計画策定から効果の検証まで中心的に進め効果を示すことで, これまでにない価値を生み出す秘密計算技術, 匿名化技術の社会的な受容性を高め, 同種の技術の実用と普及に多大な貢献を行った.