人文科学とコンピュータシンポジウム
人文科学とコンピュータシンポジウム(じんもんこん2012)
趣旨
人文科学とコンピュータ研究会は、デジタルアーカイブを中心に据えながら人文科学に係るさまざまな研究資源をコンピュータ上で扱うための研究を推進してきました。これらの成果は研究資源の解析や保存にとどまらず、情報という共通基盤のもとで研究分野や材料の違いを超えた新たな接点を生みだし、異なる研究資源や研究手法を「つなぐ」という役割を担うようにもなっています。さらに、インターネット技術をともなって、コンピュータ上の研究資源が国や地域、組織や人を超えて「つながる」ことにより、MLA連携や学問と地域社会の連携などにみられるような新しいタイプの連携ももたらしています。
そこで、本シンポジウムでは、デジタルアーカイブやそれにかかる研究成果が物理的、概念的な境界を越えてさまざまなものを「つなぐ」という役割に着目し、これらが何を生みだし、どのような展開が見込めるのかを考える機会としたいと思います。
開催概要
| 開催日程 | 2012年11月17日(土)~18日(日) |
|---|---|
| 会場 | 北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)(札幌市) |
| 主催 | 情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会 |
| 協力 | 北海道大学 文学研究科 言語情報学講座 北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成 : スラブ・ユーラシアと世界」 |
実行委員会
小野芳彦(北海道大学 文学研究科)[委員長]
兎内勇津流(北海道大学 スラブ研究センター), 関野 樹(総合地球環境学研究所), 高田智和(国立国語研究所), 阪田真己子(同志社大学 文化情報学部)
プログラム委員会
永崎研宣((財)人文情報学研究所)[委員長]
後藤 真(花園大学), 阪田真己子(同志社大学), 関野 樹(総合地球環境学研究所), 田畑智司(大阪大学), 原正一郎(京都大学), 山田太造(人間文化研究機構)
おもなトピック
デジタル・アーカイブ(記録、保存もしくは活用に関する技術、事例、理論など)、保存科学、文化財防災、MLA連携、デジタル博物館、デジタル化文書、ドキュメンテーション、デジタル・アーカイブの社会的意義など。
今回のテーマに沿ったご発表だけでなく、考古学・歴史学・文献学・言語学などの人文系諸学を含むデジタル・ヒューマニティーズ、人文情報学、時空間情報、視覚化、データ・マイニング、情報技術を用いた教育、WEB活用、情報検索、メタデータなど、広く人文科学とコンピュータ研究会の理念に即したテーマ、事例、現状批判、問題提起などについてのご発表も広く歓迎いたします。
スケジュール
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 募集開始 | 7/17(火) |
| 概要論文(2ページ)締切 | 8/17(金) |
| 論文採否連絡 | 9/10(月) |
| カメラレディ論文締切 | 10/15(月) |
概要論文の応募について
- A4判2ページ(図表を含む)の概要論文を
へ提出してください。Emailによる電子投稿を原則とします。印刷したものを郵送する場合は、時間的に余裕をもってあらかじめお問い合わせください。査読方針、概要論文の書き方、送付方法などについては、じんもんこん2012概要論文フォーマット(Microsoft Word形式:50KB)に詳しい情報がありますので、ダウンロードの上必ず参照してください。また、上記の開催趣旨やおもなトピックに概要論文の内容や表現が沿っていることに留意してください。情報技術がどう利用されているのかが分からないような人文科学の研究、どのように人文科学領域に寄与・関連しているのかが分からない情報科学・技術の研究については、その研究内容の優劣にかかわらず採択されない場合がありますので注意してください。 - 概要論文には希望する発表形式を明記してください。どれでもいい場合はその旨記入してください。
(ポスター発表については、ポスター賞の開催が検討されております) - 事務局からの連絡は、電子メールを用います。投稿には必ず受付通知をお返ししますので、万一通知が来なかった場合はお問い合わせください。
- 提出された概要論文に基づいて、プログラム委員会で査読・審査の上、応募論文の採否を決定します。
- 採択された場合、A4判8ページ以内の論文集用カメラレディ論文を提出していただきます。
