船井業績賞記念講演
船井業績賞記念講演

講演タイトル:創造的活動を支援するインタラクション
五十嵐 健夫
東京大学 教授
東京大学 教授
講演概要:生成AIによる画像や映像のコンテンツ生成が注目を集めている。しかし、簡単なプロンプトからの自動生成には、細かい制御ができない、訓練データについて著作権上の懸念がある、そして何より「自分で創作した」という感覚の欠如、といった問題がある。本講演では、我々の研究グループがこれまで行ってきた計算機を利用したインタラクティブなコンテンツ作成支援技術について概観し、それらを手がかりとして、今後の生成AIの発展について議論する。
略歴:2000 年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了. 博士(工学). 2002 年東京大学大学院情報理工学研究科講師. 2005 年同助教授. 2011年同教授. 学術振興会賞, 科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞), ACM SIGGRAPH Significant New Researcher Award, ACM UIST Lasting Impact Award, ACM CHI Academy, 等受賞. ユーザインタフェース, 特に, インタラクティブコンピュータ グラフィクスに関する研究に取り組んでいる. ACM UIST 2013 program co-chair, ACM UIST 2016 conference co-chair. ACM SIGGRAPH Asia 2018 Technical Papers Chair, ACM CHI 2021 Technical program co-chair, ACM SIGGRAPH Asia 2024 Conference Chairを歴任。