「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」 に関する意見

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2026年11月5日
一般社団法人情報処理学会
会長 萩谷昌己
 
「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」に関するパブリック・コメント(意見公募)に対し、以下のとおり,2026年11月5日付で意見書を提出しましたのでご報告いたします.
 (協力:情報処理教育委員会,初等中等教育委員会,情報科教員・研修委員会)
 

2026年11月5日
文部科学省初等中等教育局教育課程課 御中
一般社団法人情報処理学会
会長 萩谷昌己
 
 
件 名 : 「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」 について
氏 名 : 一般社団法人 情報処理学会
職 業 : 団体
意見の分類:⑦ 第1部 7.情報活用能力の抜本的向上と質の高い探究的な学びの実現
      ㉑ 第2部 2.(9)情報・技術、情報
意 見 : 
  • 小学校「総合的な探究の時間」の「情報の領域」の時間を捻出するため、他教科の時間を薄く広く集めるというのは、現場に負担がかかると想定されるため、具体的なモデルパターンを示すべきだと考えます。
  • 中学校「情報・技術」も高等学校「情報」も、メディアリテラシーや倫理・ガバナンスが強調されていますが、技術や背景にある原理に関する教育をより強化すべきだと考えます。
  • 中学校「情報・技術」については、高等学校「情報」への接続をより強く反映するとともに、目標で触れている情報活用能力については、情報技術によって生活や社会の問題を発見・解決するだけではなく、情報技術による価値創造も明確に示すべきだと考えます。
  • 小学校「総合的な探究の時間」の「情報の領域」、中学校「情報・技術」、高等学校「情報」は一体的に扱われるべきであり、免許制度もこの方向で柔軟に運用されるべきだと考えます。
  • 指導体制の整備について、中学校「情報・技術」の教員養成・研修が重要なのはいうまでもありませんが、高等学校「情報」もまだまだ不十分な状況なので、前者にリソースが集中投下されることで後者が疎かにならないよう十分な配慮が必要だと考えます。
  • 諮問文で検討を求められた「情報活用能力の抜本的向上を図る方策」として、高等学校では『情報Ⅱ』で単位数を増やして実施することが不可欠であり、実効性を伴うよう単位数に幅を持たせることを告示文で明記すべきだと考えます。
  • 高等学校『情報Ⅱ』の単位の弾力化は、その精神が活かされるような運用を働きかけねばならず、設置者に対して適切な指導を行なうことが必要だと考えます。
  • 次期学習指導要領の先行実施について、具体的に何をどこまで扱うのかを早く示すとともに、そのための支援策も提示するべきだと考えます。
  • 施設・設備等について、児童・生徒の一人一台端末では処理が困難なものに対応すべきであり、特に高等学校ではパソコン室をなくすのでなく、AI 等に対応するためにより高機能化すべきだと考えます。
  • 探究活動や研究コンテストへの参加の増加が予想されることから、盗用・剽窃や二重投稿、データの捏造・改ざんなどを防ぐため、研究発表に必要な基本的な研究倫理を学習指導要領に明確に位置付けるべきだと考えます。
以上

参考文献
[1] 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会教育課程企画特別部会 2026年10月5日付 「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」
 

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