Vol.65 No.3(2024年3月号)



Vol.65 No.3(2024年3月号)

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[学生会員]

 

  自分自身の研究をシンプルに相手に伝えるコツはありますか?

  上手い伝え方(プレゼンテーションなど)を見て,その伝え方を模倣することが重要です.たとえば,UIST(ACM Symposium on User Interface Software and Technology)のような国際カンファレンスでのプレゼンテーションは,動画や画像を活用することで非ネイティブ英語話者にも理解しやすいスタイルとなっています.短い時間の中でどのようなビジュアルエフェクトと音声を組み合わせているか,注意深く見てみましょう.分かりやすいと感じた点を自分の研究説明に転用していきましょう.ぼーっと見てる人にも伝わるようなところまで資料を作り込むことが,シンプルに伝えるコツの1つかと思います.
  また,聴衆にもっと聞きたいと思わせることも重要です.せっかく作り込んだ資料も見てもらえないと意味がありません.台本を読み上げるような話し方は聴衆に響きにくいため,情熱的な伝え方を心掛けましょう.ここで重要なのは「パッション」を表現することです.パッションを込めた話し方は,自然と聞き手の関心を引きつけます.パッションの表現方法は人によって異なります.ニコニコしながら話すスタイルもあれば,真剣な面持ちで話すスタイルもあります.自分のこれまでの経験に基づいて,最適なパッションの表現方法を見つけてみてください. 

土田修平
土田修平
[正会員]
お茶の水女子大学