福祉社会システム実務(WSS)研究グループ新設のお知らせ

福祉社会システム実務(WSS)研究グループ新設のお知らせ

目的

本研究グループはその名称が示すように、情報処理のみではなく福祉に関係する実務家や異分野の人たちを引き込んだ新しい形態の研究グループ活動を目 指している。電子情報通信学会などでは福祉関連の研究会はすでにあり、活発な研究活動が行われているが、こと福祉の分野においては研究からのアプローチと 現場からのアプローチの間にまだ隔たりがある。今回の実務研究グループでは、情報研究者と実務家とが一体となった研究コミュニティにより、従来のような情 報処理学会の研究会設立を目指すのではなく、福祉社会や産業の早期発展を目指して活動を行う。
ここでいう実務家とは、現場で介助に携わる者という狭義では決してなく、福祉教育に携わる者,福祉機器を開発する者,福祉交通システムに関係する者,障 碍をもつ当事者,点訳者など、広く社会福祉に関わりのある者を含む。当初の小規模な構成から、これらの実務家を巻き込みつつ具体的に発展させていくために は、金・土にまたがる研究会の設定など、これまでとは異色の新しい工夫も必要になると考えられる。
福祉に関しては、こと広く継続的に実現可能かどうかが常に課題になり、人間系を含むシステムモデルを構築し,実証していくことが肝要になる。発起人代表 は情報処理学会・信学会共催のF!T2004で「手頃な情報保障」として複数の提案をしているほか、エレベータの視覚情報保障についても手頃な方式を提案 (静岡新聞 '04/12/03) しているが、これらはすべて、実務家から学ぶことで着想を得た新しいシステムモデルである。
発起人代表は、実効性のある社会システムモデルを構築し発展させていくためには、これまで情報処理学会とは直接関係のないとされてきた分野の実務家との (個々の論文単位の共同執筆にとどまらない) 協力体制こそ重要であると考えており、情報処理学会の実務研究グループ醸成施策に強い関心と期待を持っている。情報学を基盤とした情報処理学会の新しい実 務研究グループとして、福祉社会システム実務研究グループ設立を申請したい。

福祉社会システム実務研究グループWebページ : http://hal.cs.inf.shizuoka.ac.jp/wss/
 

主な研究分野

将来の都市情報インフラとその上での人間中心のサービスを構築することに関係する以下のような研究分野を想定している.
  • 福祉機器開発
  • 福祉社会インフラ設計
  • バリアフリーインタフェース設計
  • 障害者教育
  • 福祉情報コンテンツとサービスの形態
  • 福祉関連の行政と法整備

提案者(五十音順)

青柳まゆみ (筑波大)、朝尾伴啓 (アスク)、安立幸雄 (エイ・エス・ヴイ)、岡田勝博 (紀洋産業)、 坂根裕 (デジタルセンセーション) 、竹林洋一 (静岡大)、秡川友宏 (静岡大)、星合厚 (ローランド)、南正名 (アルパイン)、溝川隆司 (ヤマハ発動機)、采泰臣 (静岡大)