論文誌「安心安全なデジタル社会を実現するセキュリティとトラスト」特集 論文募集

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論文誌「安心安全なデジタル社会を実現するセキュリティとトラスト」特集 論文募集

2025年12月17日
論文誌ジャーナル編集委員会


 本特集号「安心安全なデジタル社会を実現するセキュリティとトラスト」では、安心安全なデジタル社会の実現に向けて必要となるコンピュータセキュリティ技術、プライバシーおよびトラストに関する論文、特に人間を中心とした研究アプローチをとる論文を広く募集します。具体的には、暗号技術やプライバシー強化技術などの情報セキュリティ基盤技術を利用・実装する際のユーザビリティに関する調査、セキュリティ・プライバシーに関する人間の認識や意思決定や行動特性の調査、デジタル社会の進展に伴う新たなリスクや倫理課題およびその解決策の検討、デジタル社会を前提とした新たなトラスト形成に寄与する研究などが含まれます。
 AI、データサイエンス、ロボット、バーチャルリアリティ、メディアコミュニケーション、サービスデザイン、倫理、法制などの多様な分野からの投稿や、それらの分野への応用可能性を有する論文の投稿を期待します。
 また本特集号では、研究論文に加え、いわゆるSoK(Systematization of Knowledge)論文として、既存研究における知見の体系化を行う論文、既存研究に対する新たな洞察・分類法・再評価を提供する論文、および既存の研究手法や評価方法を整理・評価する論文なども募集します。
 本特集号は、これら幅広い研究を通じて、セキュリティ・プライバシー・トラストとヒューマンファクタの総合的理解を発展させ、技術と社会のより良い関係構築に寄与する議論を深めることを目指します。奮ってご投稿くださいますようご案内いたします。
 なお今回の論文誌ジャーナル編集は「ゲストエディタ制度」によって行い、情報通信研究機構の金森祥子氏がゲストエディタを務めます。

投稿要領

(1)論文の執筆要領
「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内によります。
論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし手続きを進めてください。

https://mc.manuscriptcentral.com/ipsj

ご投稿後の論文差替えはできませんので、必ず最終版をご投稿ください。
投稿後にやむを得ず再度提出する場合は、手続きについて学会事務局<s1m-at-ipsj.or.jp>(-at- を @ に置き換えてください)までお問合せください。

なお、ご投稿いただく際は初回のみアカウント作成が必要となります。
アカウント作成は、投稿窓口のURLから行えます。
詳細は投稿窓口URLの上部にある「投稿規定・各種書類」内のマニュアルをご参照ください。

論文募集の英語版はJIP (Journal of Information Processing) のページよりご覧ください。

(2)査読手続き
通常の論文誌投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(8週間)より短縮されますので、投稿に際し、あらかじめご了承ください。

(3)投稿締切  2026年2月24日(火)

(4)特集号予定  2026年12月号

(5)特集号編集委員会
編集委員長:金森祥子(情報通信研究機構)
幹  事 :長谷川彩子(情報通信研究機構)、畑島 隆(NTT)
編集委員 :稲葉 緑(情報セキュリティ大学院大学)、猪俣敦夫(大阪大学)、大木哲史(静岡大学)、小川隆一(情報処理推進機構)、小倉加奈代(岩手県立大学)、垣野内将貴(筑波技術大学)、金岡 晃(東邦大学)、金井文宏(NTTドコモビジネス)、葛野弘樹(神戸大学)、駒野雄一(千葉工業大学)、五味秀仁(LINEヤフー)、澤谷雪子(KDDI総合研究所)、斯波万恵(東芝)、島 成佳(長崎県立大学)、島岡政基(セコム)、白石善明(神戸大学)、須賀祐治(インターネットイニシアティブ)、寺田真敏(東京電機大学)、西垣正勝(静岡大学)、藤田 彬(情報通信研究機構)、藤田真浩(三菱電機)、藤本まなと(大阪公立大学)、松浦幹太(東京大学)、村山優子(津田塾大学)、毛利公一(立命館大学)、森 啓華(デロイトトーマツサイバー)、矢内直人(パナソニックホールディングス)、山岸 伶(情報通信研究機構)、山田 明(兵庫県立大学)

(6)倫理的配慮
サイバーセキュリティ研究や人間を中心とした研究の実施にあたり、倫理的配慮の実施および実施内容の論文内での説明を推奨します。サイバーセキュリティ研究や人間を中心とした研究における倫理的配慮については下記の参考情報をご活用ください。
なお所属組織の倫理審査委員会の事前承認を経て研究を実施した場合においても、事前承認の事実のみを記載するのではなく、どのような倫理的配慮を実施したのかを論文内で具体的に説明いただくことを推奨します。

[参考情報]

サイバーセキュリティ研究倫理に関するチェックリスト
https://www.iwsec.org/csec/ethics/checklist.html

A Systematic Literature Review of Empirical Methods and Risk Representation in Usable Privacy and Security Research
https://dl.acm.org/doi/10.1145/3469845

(7)SoK論文
SoK(Systematization of Knowledge)論文の具体例については、下記の参考情報をご参照ください。なお一般的にSoK論文のタイトル冒頭には「SoK:」を付記することが慣例となっていますが、本特集号への投稿においてはこの接頭辞の付記を必須とはいたしません。

[参考情報]

Systematizing Systematization of Knowledge
https://oaklandsok.github.io/

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