ITフォーラム:IT未来人材フォーラム

中高生向けプログラミング教育の現状と今後

(会場:蓬莱(2F))
 
【セッション概要】中高生、あるいは小学生の若いうちにプログラミングを通して情報技術を理解することは、将来のITクリエータ養成に資するものと考えられる。学校の授業で行われる「情報」がスキル教育中心になっている中、株式会社、NPO、任意団体など、学校の外で、さまざまな形で、中学生、高校生にプログラミングを教える取り組みが広がっている。本セッションでは、実際に活動される方に講演いただき、プログラミング言語、方法論、今後の発展のさせ方まで、幅広く議論したい。

プログラム[09:30〜12:00]

青木 崇行 司会 青木 崇行(カディンチェ株式会社 代表取締役)
【略歴】2009年慶應義塾大学にて博士(政策・メディア)取得。ソニー株式会社を経て、カディンチェ株式会社・特定非営利活動法人パックスアースを設立。カディンチェでは室内空間表現技術やパノラマコンテンツホスティングサービスの研究や運営に従事。パックスアースではネパールでの教育・環境保全活動に従事。
【講演概要】プログラミング能力を高めるには、ハッキングへの関心が必須である。今回は、ハッキングの一例として、筑波大学で博士課程での研究と称して開発した「VPNGate」という大変高度な検閲回避用VPNソフトウェアと、VPN Gateに関して中国政府の検閲用ファイアウォールとの闘いについて解説する。また、プログラミング能力のさらなる向上については、非サイバー空間である物理的な重要インフラに対するハッキングおよび大学のキャンパスにおけるハッキング的遊びが重要であるので、その例や方法を解説する。
登 大遊 登 大遊 (ソフトイーサ株式会社 代表取締役/筑波大学大学院)
【略歴】1984年11月17日兵庫県尼崎市生まれ。ソフトウェア技術者兼経営者。専門はVPN(仮想プライベートネットワーク)などの通信技術を含めたシステムソフトウェア。2003年に筑波大学に入学し、2004年に筑波大学内でソフトイーサ株式会社を起業。

 

【講演概要】プログラミングスクールTENTOで子どもたちにプログラミングを教えてきた経験から若年層にプログラミングを学んでもらう方法を考察します。子供は大人と違ってプログラミング学習の強い動機がないので、いかに楽しく学んでもらうかが重要になります。そのためには、授業の形態は講座形式がよいのか、それともワークショップ形式がよいのか? また、進度や理解力などの個人差をどのように扱ったら良いのか? プログラミング言語はScratchなどのビジュアル言語が良いのか、それとも最初からRubyなどのテキスト言語が良いのか? など、さまざまな観点について、TENTOでの試行錯誤の過程から得られた現時点での中間報告をさせていただきます。
竹林暁 竹林 暁(株式会社TENTO 代表取締役)
【略歴】長野県木曽郡南木曽町出身。子供の頃は野山を駆け巡りながら工作好きの少年として育つ。中学の時にPC-6001でプログラミングと、ニーチェで哲学と出会う。最終学歴は東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻。自閉症を通して認知科学の研究を行いつつ、中学受験塾で小学生に理科を教える。現在はICT/プログラミングスクールTENTOの共同創立者にして代表。
青木 崇行 司会:青木 崇行(カディンチェ株式会社 代表取締役)
【略歴】2009年慶應義塾大学にて博士(政策・メディア)取得。ソニー株式会社を経て、カディンチェ株式会社・特定非営利活動法人パックスアースを設立。カディンチェでは室内空間表現技術やパノラマコンテンツホスティングサービスの研究や運営に従事。パックスアースではネパールでの教育・環境保全活動に従事。
山田 育矢 パネリスト:山田 育矢(株式会社Studio Ousia 代表取締役CTO)
【略歴】中学の頃からソフトウェアエンジニアとして活動。大学入学時に(株)Newrongを創業し、在学中に(株)フラクタリストに売却、同社取締役就任。同社の株式上場を前に退社し、(株)Studio Ousiaを設立、代表取締役CTO就任。
嶋 是一 パネリスト:嶋 是一(株式会社KDDIテクノロジー 開発4部 部長)
【略歴】特定非営利活動法人 日本Androidの会 理事長。モバイルシステム推進コンソーシアム モバイルシステム技術検定委員会 テキストWG 副主査。東京電機大学工学部非常勤講師。玉川大学工学部 非常勤講師。早稲田大学エクステンションセンター 講師。NECカシオモバイルコミュニケーションを経て、現在KDDIテクノロジーでモバイル関連の技術開発に携わる。
嶋 是一 パネリスト:庄司 裕子(中央大学 理工学部 教授)
【略歴】東京大学工学部卒。同大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。現在、中央大学理工学部経営システム工学科教授。人の感性や思考特性を分析し、利用者にとって価値の高い情報環境をデザインするための研究に取り組んでいる。
登 大遊 パネリスト:登 大遊 (ソフトイーサ株式会社 代表取締役/筑波大学大学院)
【略歴】1984年11月17日兵庫県尼崎市生まれ。ソフトウェア技術者兼経営者。専門はVPN(仮想プライベートネットワーク)などの通信技術を含めたシステムソフトウェア。2003年に筑波大学に入学し、2004年に筑波大学内でソフトイーサ株式会社を起業。
竹林暁 パネリスト:竹林 暁(株式会社TENTO 代表取締役)
【略歴】長野県木曽郡南木曽町出身。子供の頃は野山を駆け巡りながら工作好きの少年として育つ。中学の時にPC-6001でプログラミングと、ニーチェで哲学と出会う。最終学歴は東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻。自閉症を通して認知科学の研究を行いつつ、中学受験塾で小学生に理科を教える。現在はICT/プログラミングスクールTENTOの共同創立者にして代表。