抄録
O-022
緊急事態発生時における都道府県でのオープンデータの公開のあり方
本田正美(関東学院大)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、各都道府県は検査実施数や陽性患者数などのデータをオープンデータとして公開している。2012年に策定された「電子行政オープン データ戦略」を受けて、日本政府および自治体においてオープンデータの取り組みが推進されてきたところであるが、感染症の拡大という緊急事態に際して、新たなデータが公開される事態に至ったのである。本研究では、新型コロナウイルス感染症に関するオープンデータの公開状況について事例分析を行う。具体的には、都道府県におけるデータの公開状況を確認し、緊急事態時におけるオープンデータの公開のあり方を論じる。