抄録
O-019
発災情報に対応する避難場所参集時の避難施設の解錠情報支援システムの提案と通知情報の検討
石黒銀河・皆月昭則(釧路公大)
津波等の災害時、一時避難を行うための施設として指定緊急避難場所(以下避難場所)がある。居住者等による単独での解錠を可能とするため、キーボックスを設置した避難場所が存在するが、防犯上の懸念により居住者等への周知が進んでおらず、活用されていない問題がある。本研究では、LINE株式会社が提供するLINEアプリで使用できるLINE Beacon機能を用いて、発災時に避難場所を訪れた居住者等へ情報を通知するシステムを開発し、通知する情報の内容について、検討を行った。提案では、発災時にのみ通知を受信可能とすることで、避難場所のより確実な解錠と平時の警備の両立ができるという期待がある。