抄録
O-018
行動変容をもたらすユーザに寄り添うヘルスケアシステムの提案
森 拓也・島川博光(立命館大)
健康のための運動を継続するためには自らの意志で運動を実施する必要がある。あくまで強制的ではなく個人の意志を尊重しながら理想的な行動へ導く行動経済学の手法の1つである仕掛けは、運動の意志改革においても有用だと考えられる。しかし、仕掛けの作成方法は専門家が対象の特徴を主観的に判断しているため、自動化が困難である。本論文では仕掛け作成のための運動における対象の特徴をセンサとアンケートのデータから特徴抽出する。最後に、特徴を参考に作成した仕掛けを効果検証することで、特徴ごとに最適な仕掛けを推定する。ユーザの特徴に適合した運動を提案することで、ユーザがより実行しやすい運動を自らの意志で実施できる。