抄録
O-014
Wi-Fiプローブパケットと目視データを用いた公園内の訪問者流動推定手法と効果的なセンサ配置の検討
玉田 拓・豊木博泰・渡辺喜道(山梨大)
携帯端末から発信されるWi-Fiプローブパケットを用いた人流解析は、観光地などの経営戦略に活用する知見として期待されている。本研究では、県営の公園に9個のセンサを設置し昨年7月から観測を継続するとともに、サーバでのデータ処理からWebでの情報提供までのシステムを構築中である。GPS付固定アドレス端末を携帯歩行してセンサの検知範囲を測定したところ、範囲は重複していることが分かった。従業員が毎日行う目視データとの比較から重回帰、サポートベクトル及びニューラルネット(NN)を用いた回帰による実数推定の評価を行った。結果として、本研究の対象ではNNが適当であることが分かった。この結果からセンサの最適配置についても検討する。