抄録
O-007
岐阜県防災情報システムの改善とその評価
丹羽拓実・廣瀬康之・田島孝治・榎本紘之・川端光昭(岐阜高専)・馬渕洋介(岐阜県建設研究センター)
近年の度重なる災害が身近なものになるにつれ、建物の耐震化といったハード面の対策の他、災害や避難の情報共有、防災意識の向上といったソフト面的な災害対策の必要性が高まっている。そこで筆者らは、岐阜県と共同で WebGIS を活用した防災情報システムを開発・運用してきた。今年度は、このシステムの情報登録用アプリケーションが抱えている「災害時のネットワーク障害が考慮されていない」という課題を解決するため、アプリケーションの改善を行い、それに伴う評価実験を行った。本稿では、その改善と評価について報告する。