抄録
N-003
プログラミング教育における評価基準の検討
米川雅士・中村健二(大阪経済大)
2020年度から初等教育においてプログラミング教育が開始されたが、教育カリキュラムは総合的な学習の時間や教科横断的な利用を推奨されるようになり、学校によって児童・生徒の習得内容に大きな差があることが懸念される。このような状況において全国で統一的な学修成果を得られるプログラミング教育とは何かについて考えた。プログラミング教育においては初めて学修する場合の評価基準は多くの研究が報告されているが、多くの研究は学修対象者についての検討がされておらず、私たちは初等教育から中等教育へ繋がる学修成果として、ビジュアル的なプログラミングからプログラミング言語へと移行するために初等教育で学ぶべき評価基準について検討した。