抄録
M-019
家族協調型ライフヒストリ記録支援システムの一次試作
進士多佳子・粟飯原萌・古市昌一・磯邊 和(日大)
四世代家族構造が特徴の我が国では独居高齢者比率が高く, 家族の歴史・体験・培った知恵等の伝達がないまま終焉を迎えるケースの増大が予想される. 技術の発達でコミュニケーション手段は充実する一方,機器が苦手で活用できない高齢者も多く,そこには内発的動機付けが左右していると言える. 本研究では, ビジュアルを取り入れたインタビュー手法で, 別居家族が遠隔でも協調してライフヒストリの記録が可能となるよう支援システムを提案し, その有効性と問題点を部分試作で明らかにする.