抄録
L-004
適応認証技術に関する現状と今後の考察
原 大司(九大)・金岡 晃(東邦大)・櫻井幸一(九大)
認証方式やその適用エリアは多様化しさまざまな認証が現在でも広く使われている。研究分野においても多要素認証や多段階認証などの研究がいまだ盛んにおこなわれている。注目を集めている研究の1つに適応型認証(Adaptive Authentication)がある。利用環境などユーザの文脈に応じて認証を適応的に行うことで、セキュリティとユーザビリティを両立する方式となっている。適応型認証はリスクベース認証としてサービス化されているものもあるが、学術研究として近年盛んに研究が行われてもいる。本発表では、適用型認証の研究状況を俯瞰し、今後どういった方向で研究がされていくかを考察する。