抄録
K-024
入学試験における配点方式と歩留率に関する分析と提案
許  欣・能上慎也(東理大)
今の日本の大学の入試方式には様々な種類がある。入試方式を変えることにより、また各科目の配点を変えることにより合格者、即ち確保する対象学生も異なってくる。この配点方式を変えることによりどのような学生を合格させたいかについてどれだけの効果をもたらすことができるのかについて分析し考察を加える。また、合格者のうち実際に入学手続きを行う学生の割合である「歩留まり率」は、併願校や他学部の受験とも関係し、また年度により安定志向などの傾向が異なるため、予測することは非常に難しいとされる。本稿では、これに対する予測法の構築を試み、定員に近い入学者になるように合格者数を算出することをめざす。