抄録
K-018
教員が意図する概念関係を示す単語マップの学習促進ツール
小澤彩果(立命館大)・原田史子(コネクトドット)・島川博光(立命館大)
近年,教科書を読むことにより学習内容を理解すること,文章を読み問題に取り組むことを怠る学生が増えている.特に長文になると文章を読まない傾向が強い.本論文では,教員が学習者に伝えたい単語の間の関連と区別を示した単語マップを学習者に伝える手法を提案する.重要単語の間には,それらを関連づける関連句と,違いを⽰す区別句が存在する.本手法では,学習者の視線の動きやページ遷移などを収集あい,学習者が関連句と区別句を見落としていることを自動的に検知する.見落とし発生時にアバタを出現させ,学習者に,文章中の2種類の句をマークさせる.これにより,学習者の理解が深まり,学習内容の活用を促進する.