抄録
K-001
小型モーションセンサを用いた指文字単語認識
尾山匡浩・秋田悠登(神戸市立高専)
手話は,聴覚障碍者と円滑にコミュニケーションを図ることのできる方法であるが,短期間で取得することは困難であるため,未習得の人のために手話を翻訳するシステムが必要であると言える.このシステムが必要とする条件を考えた場合には,手軽に持ち運びが可能な小型でウェアラブルなものが望ましい.そこで本研究では,小型のモーションセンサデバイスであるLeap Motionを用いた手話認識システムの構築を目指す.本論文では,対象を指文字とし,連続的に指文字を変化させて作る指文字単語の推定を試みる.推定実験の結果,各指文字単位では高精度で認識できたか文字区間の検出が困難であることがわかった.