抄録
J-020
特徴選択されたLBP-TOPを用いた微表情による感情推定
加藤功基・高野博史(富山県大)・西光雅弘・平池龍一・今岡 仁(NEC)
患者と医師間のコミュニケーションの質を向上させるための教育が行われているが、患者の気持ちを知るという認知的共感を得るトレーニングは十分に実施できているとは言い難い。そのため、患者-医師間のコミュニケーションをサポートするために、患者の感情推定をするシステム開発が求められている。本研究では、自分では制御しにくい微表情から感情を推定する手法の開発を目的として、特徴量にLBP-TOP、特徴選択にクラス内分散・クラス間分散比、分類器にSVMを用いる感情推定法を提案する。微表情のデータセットであるSMICに対して、3種類の感情を推定した結果、Accuracyが81.9%であった。