抄録
J-016
若者のイベント参加を促す潜在興味の顕在化のためのVRによる仕掛け
林 真滉・森 拓也(立命館大)・原田史子(コネクトドット)・島川博光(立命館大)
人口流出による地域社会の沈滞を解決する地域活性化イベントが企画されているが,若者の参加率が低くイベントは低迷している.原因として,若者の興味を掻き立てる広報活動ができていないことが考えられる.本研究では,VR体験時の興奮度から若者の潜在興味とイベント参加への行動変容を促す刺激を調べる.VR体験の各場面で提示するバイアスと,その場面で彼らが示した興奮をウェアラブル・センサで取得する.取得データから興味の種類と有効なバイアスのかけ方を要素とするベクトルを作成する.このベクトルから若者に魅力的な部分を定量評価する.潜在興味とバイアスの効果の定量評価により,誰でも魅力的なイベントを考えることができる.