抄録
J-015
自動化システムとの協調に向けたプラント運転支援システムの検討
山本南美・鍵本麻美・吉永光伸(三菱電機)
近年、プラント運転の自動化が進んでいる。原子力発電プラントでは、異常時の対応操作などにおいて、運転員による手動操作が必須となることから、運転員と自動化システムとの協調が求められている。運転員と自動化システムとの協調の課題は、運転員がシステムの自動運転動作の状況を常時適切に把握すること、及び、自動運転中に運転員の介入が必要な場合に、介入の必要性を迅速に判断して運転を切替えることである。本稿では、上記課題に対して運転員を支援する方法として、自動化システムのコンテキストや進行状況の提示方法、及び、手順の進行とプラントの状況に応じて適切なタイミングで運転員に必要な情報を提示する方法について検討した。