抄録
J-002
指導タイミングに着目した調理動作の特徴量エンジニアリング
西尾康佑・島川博光(立命館大)・原田史子(コネクトドットコム)
職人の代替となるロボットが調理現場で求められている.そこで人間から人間にスキルを伝授する過程を分析す ることによって,ロボットを制御するための数式モデルを作成する.その中でも本研究は,熟練者が重視してい る調理動作の特徴量エンジニアリングに注力する.実験にて職人から素人へ料理盛り付けの指導を行い,その際 の素人の動作を加速度データとして取得する.素人が上達する過程で,職人と素人で差分が小さくなっている変 数を重要変数とする.得られた重要変数で調理動作の良し悪しを見分ける分類器が作成できるか検証する.本研 究で抽出した特徴量が,ロボットを制御するための数式モデルを作成する足がかりとなる.