抄録
J-001
潜在的ニーズ抽出のための生体情報からの感情シフトの検知
宮崎雅士・島川博光(立命館大)・原田史子(コネクトドット)
製品の使いやすさを評価する手法としてユーザビリティテストがある.ユーザビリティテストではユーザが実際に製品を使用する過程において,ユーザの疑問や不満を抽出し,製品改良に役立てることができる.しかし,従来からのユーザビリティテストはユーザにテスト実施者が付添い,実施する必要がある.本論文ではユーザの脈波を解析し,ユーザの疑問や不満を抽出することでユーザビリティテストの負荷を軽減する手法を提案する.脈波に対しスプライン補間と特異スペクトル変換を適用することでユーザの脈波が,それまでとは大きく変化した時点を抽出できる.これによりユーザビリティテストにおける負荷を軽減することが可能となる.