抄録
I-040
ニューラルネットワークを用いたRGB画像からのハイパースペクトル画像生成手法の提案
高尾郁也(青学大)・鏑木崇史(国際基督教大)・栗原陽介(青学大)
近年,通常のRGB領域の画像よりも多くの情報を含んだ画像を撮影できるハイパースペクトルカメラの開発が急速に進み,工業分野での異物検知や医療分野での疾患検知,農業分野での植生観察などでの高い有用性によって,実用化が進んでいる.従来のRGB画像では識別が困難であった対象を識別でき,その有用性が大きく注目されている.しかしながら,ハイパースペクトルカメラのデメリットとして,非常に高価なことが挙げられ,導入コストの大きさが普及の妨げとなっている.そこで、本研究では,一般的に普及しているRGBカメラで撮影した画像から,波長領域を拡張したハイパースペクトル画像をニューラルネットワークを用いて生成する手法を提案する.