抄録
I-031
深度画像を用いたSplitDepthImage生成の一手法
田中凌也・村木祐太・小堀研一(大阪工大)
目の錯覚を利用した画像に錯視画像が存在する.錯視画像は見た人の注意を引き付けるため,広告や案内等にも使用されている.また,画像や動画中に幅を持った帯を追加することで物体が飛び出して見えるSplitDepthGIFと呼ばれる錯視技法が存在する.しかし,錯視画像を作成する際には専門的な知識や時間を要する等の問題がある.そこで,本研究ではRGB画像と深度画像,マスク画像を用いてSplitDepthGIFを自動生成する手法を提案する.提案手法では,深度画像を用いマスク画像の補正を行う.その後,いくつかの仮説に基づきRGB画像中に帯の描画を行い,SplitDepthImageを生成する.