抄録
I-017
誤差逆伝播法を用いたゴーストイメージング投影パターンの最適化
星 郁雄・下馬場朋禄・角江 崇・伊藤智義(千葉大)
ゴーストイメージングは単一の受光素子で撮像を行うシングルピクセルイメージング手法のひとつである.ランダムな光分布を持つバイナリの投影パターンを被写体に投影し,その時の透過光や反射光を単一受光素子で取得,パターンと取得した光強度から画像を再構成する.この手法はノイズに強く,ほかの手法と比較して計算量が少なく画像再構成計算が簡便であるなどの特徴を持つ.しかし,再構成画像の画質が非常に粗い欠点を持つ.この欠点を克服するため,申請者は機械学習などに用いられている誤差逆伝播法を用いてランダムに決定された投影パターンの最適化を行うことで画質の向上を試み,画質の評価までを行った.