G-014
心臓血管系及び温熱系指標に基づく課題取り組み態度の時系列特性の評価

◎黒木菜々子・南雲健人・大岩孝輔・野澤昭雄（青学大）

近年，情報通信技術(ICT)の発達により職場や教育現場でのICT利活用が推進されている。しかし，実際の現場では長時間に及ぶ作業に従事する機会が未だ多い。そのため各所で作業パフォーマンスを維持する為の研究がなされている。以前，我々は課題に対する取り組み態度の時系列特性を血行力学動態によるストレス対処様式を主な指標として評価した。結果として，課題の難易度により取り組み態度の時系列特性は心臓血管系応答を特徴として区別された。しかし機器を直接装着する測定において，測定自体が精神負荷となることが懸念される。そこで本研究では非接触，無侵襲，低拘束で測定できる顔面皮膚温度を用いて取り組み態度の時系列特性の評価を試みた。