抄録
G-006
敵対的生成ネットワークを用いた別モダリティ画像の生成と評価に関する研究
山岨寛門・戸崎哲也(神戸市立高専)・千田道雄(先端医療センター)
現在、医療診断にはCTやPET画像が多く用いられているCTとPET画像にはそれぞれ異なった長所, 短所が存在し, がん診断などの際に両方, またはそれ以外を含めた複数の撮像方法で診断することが多い。しかし複数の撮像方法を用いるとその分時間やコストがかかり患者の負担となってしまう。また,CT撮影での放射能被曝は避けられないものであり,PET撮影では糖尿病の人はがんの発見・判定が困難であるなど特定の撮像モダリティで撮影ができない場合がある。そこで本研究では敵対的生成ネットワークを用いてCT画像とPET画像間で一方の医療用画像から別モダリティの画像を生成することを目的とした。