抄録
F-029
ドローンを活用した荷物配送の大規模化に向けた機械学習による運行管理方式の提案
◎中島碩人・古濵尚樹・喜田弘司(香川大)・鎌田典彦(NEC通信システム)
ドローンの経路設計は, 空間を区画に分割し、ドローン同士の衝突を避けるため、各ドローンが同じ時間帯と区画で飛行しないように経路が設計される。従来は、風等によるドローンの経路の逸脱の大きさが不明であり、最も大きく逸脱した場合で静的に設定する必要があり、区画が大きい。そのため、空間あたりのドローン収容台数が少なく、大規模なドローンの飛行が課題であった。これに対し、我々は、各区画のドローンの飛行実績等を機械学習で学習させ、ドローンを飛行させる時の風速等に応じて、経路の逸脱の大きさを予測し、各区画を動的に分割することで、空間あたりのドローンの収容台数を増やす方式を提案する。