抄録
F-026
文脈から感情を分析するための感情判断器の検討
大澤泰我・マッキン ケネスジェームス・永井保夫(東京情報大)
コミュニケーションロボットの需要が高まる中,人と対話システムの自然なコミュニケーションの実現が求められている.人と対話システムの自然な対話の実現において,感情情報は必要不可欠である.本研究では,深層学習を利用してテキストから感情を判断し,対話システムが感情的な会話を返すことで,人と対話システムの自然なコミュニケーション実現を目的とする.ここでは,会話内容と感情判断器から受け取った感情値を元に,会話の中で人に近い,咄嗟に出たと思わせる発言を対話システムに起こさせることを考える.本論文では,主に対話システムのための感情判断手法を検討する.