抄録
F-019
料理写真の魅力度推定器を使った写真撮影補助システムにおける撮影手法の改善
大木彗矢・永井保夫・マッキン ケネスジェームス(東京情報大)
写真撮影補助システムでは, 近年スマートフォンの発展・普及により撮影の手軽さから写真をSNSなどに上げることが容易になり,写真を魅力的に撮りたいという需要が高まっている. しかしながら, 露出や色合いを簡単に編集できるのに対して最適な構図を決めて上手く撮ることは専門家でないと難しい. 本研究ではこの問題を解決するために, 深層学習を使った魅力度推定器を利用し, 魅力的な構図で撮影をするシステムの開発を提案してきた. 提案システムでは,動画からの入力により手振れや対象が写っていない画像が出力されてしまうなどの問題点が明らかになった.本論文では,動画に代わりカメラの連写機能を使うことでシステムの精度を改善する提案を行う。