抄録
F-018
広角カメラを用いた屋外駐車場混雑度分類における学習用画像データ前処理手法の検討
川口拓海・マッキン ケネス・永井保夫(東京情報大)・堅多達也(ニチゾウテック)
現在、広角カメラを用いてリアルタイムに屋外駐車場の空き状況を検知するシステムが運用されている。既存研究では静止画からFCM識別器を用いて車両の有無を検知する手法が提案されているが、事前に判定枠を設定し学習を行う必要がある。本研究では、複数枚の駐車場画像を用いた判定枠自動検出手法を検討し、データ前処理コストの低減を行う。本提案により、今後カメラを用いた駐車場空き状況取得製品が様々な駐車場に導入される時、駐車場ごとに判定枠の設定を行う必要がなくなり、設置コストの低減が期待できる。実験では、高速道路SA一般駐車場の画像を用いて提案手法の妥当性検証を行った。