抄録
F-017
ResNetを用いたペンタゴの局面の形勢判断
玉井慎悟・和氣卓史・中井滉基・神保秀司(岡山大)
現在、囲碁や将棋などの二人零和完全情報ゲームにおいてAIプログラムがそのゲームのプロに勝つという話題が上がっているが、そこではディープラーニングが重要な役割を演じていることが多くなっている。本研究では、同じく二人零和完全情報ゲームであるペンタゴの形勢判断能力をディープラーニングにより獲得する試みについて実験した結果を報告する。今回の実験では、正答率を高くすることに重点を置いている。ニューラルネットには、画像認識で定評のあるResNetを主に使い、データはIrvingにより提供されている初期局面から18手目までのペンタゴの完全解析データを主に使った。