抄録
F-014
ニューラルネットワークによる大貧民のカード提出モデル
◎内田純平・穴田 一(東京都市大)
大貧民とは, 日本で遊ばれているカードゲームの一種である. 様々なローカルルールがあることで知られているが, ゲームの開始時に配布されたカードを順に出していき, カードを早く無くす事を目指す事は共通である. 複数人でプレイするゲームで, 相手の手札が公開されていないという点から, 多人数不完全情報ゲームに分類される. この様なカードゲームで常に1位を目指してプレイを行う事は難しい. そこで本研究では, 自分の手札と場の状態から目指す事が出来る順位を動的に判断し, それに伴うカード提出を行なうモデル構築を目的とする.