抄録
F-013
PBL型ゲームAI作成授業とその成果
神谷涼斗・小寺智仁・丹羽拓実・田島孝治・出口利憲(岐阜高専)
岐阜高専電気情報工学科では、PBL型授業としてオリジナルゲームのAI制作を行っている。ゲームは毎年改定しており、2018年度から2020年度はワーカープレイスメント(Action drafting)型の1:1で行うゲームのAI制作を実施している。この授業は半年間で行い総当たり方式で成果を競う。その後の半年間は、本科5年生の他、専攻科生、留学生、クラブなどの任意の学生も参加することができるようになり、トーナメント方式でより強いAIとなるように改良を進めている。本稿では、この授業の仕組みの公開に加え、ゲームを公開・共有すると共に、専攻科生による、ニューラルネットワークに係数を学習させ、GAを用いてゲームAIを進化させていく手法についても報告する。