抄録
F-012
視線情報を利用したユーザと車椅子ロボットのインターフェースの構築
吉田大祐・王  楽・李 仕剛・小嵜貴弘(広島市大)
車椅子はユーザの意図が分かれば,車椅子とユーザの間に一体感が生じる.本研究では車椅子ユーザの視線情報に注目し,車椅子ロボットの進行方向を推定・制御することを目的とする.本研究では,2Dレーザスキャナで環境の自由領域を検知し,車椅子の前方に設置したウェブカメラでユーザの頭部を観測し視線方向を獲得する.車椅子ロボットは,獲得された視線方向時系列パターンを解析することで,環境の自由領域を選択して走行する.ユーザの視線方向を獲得し,視線情報から車椅子ロボットの進行方向の推定,速度制御を行うことができた.本研究では,視線情報に利用した車椅子ロボットとユーザの間のインターフェースの構築を試みた.