抄録
CJ-003
絵画鑑賞時の注視点分布と絵画のフォーカルポイントとの比較
野坂祐介・猿樂拓也・星野祐子・山田光穗(東海大)
名画の作者は鑑賞者の視線をどのように誘導し, 見せたい部分に集中させるか工夫すると言われている. そこで絵画鑑賞時の注視点分布と絵画の主題であるフォーカルポイントとの比較をおこなった。また、視線の軌跡を表示することで、どの順で見ていたのか分かるように表した。実験結果より、個人差もあるどの被験者の注視点もフォーカルポイントをとらえていた。視線の動きでは、被験者同士で似た動きがあり、リーディングラインに沿って移動している作品があることが確認できた。